| 平成19年 5月13日 | 『特待生制度』という悪 |
| 平成19年 5月16日 | タクシーの『全面禁煙』騒動 |
| 平成19年 5月19日 | 『特待生制度』という不正の実情 |
| 平成19年 5月23日 | 生態系が破壊される・・という事 |
| 平成19年 6月 5日 | 『科学』という言葉を悪用する奴ら・・ |
| 平成19年 6月30日 | 『キケン』のススメ・・ |
| 平成19年 7月 5日 | ありえない言葉 責任転嫁の果てに・・ |
| 平成19年 8月13日 | 最近起こった首を傾げたくなった事・・ |
平成19年 8月13日 最近起こった首を傾げたくなった事・・
しばらく、ご無沙汰（放置）しておりました。 書く事は腐る程にあるのだが、何ぁ〜んか記すのが億劫で・・。
それに加えて、いくつかの登山・探勝行をしたのでその探勝記を記さねばならないし、平日は掲示板やらの確認だけで手一杯だし・・。 あぁ・・、徐々に肥大化していった『アクセス数を増やす為の下心』から始めた某『まる鉄』ページのハチャメチャ空想旅行記の最終回も作成せねば・・。 ・・と、愚痴っても仕方がないので、本題おば・・。
さて、お題の『最近起こった首を傾げたくなった事』であるが、実は3つある。 まぁ、その一つ一つを分けて3つの日記項目としてアップしても良かったのだが、何か書くのが億劫で・・。 従って、何の脈絡もなく1つにまとめちゃいました。
1つめは、先程行なわれた参議院選挙である。
はっきりいいまして、この選挙は無駄以外の何者でもなかった気がする。 そもそも、参議院自体不要なのである。
6年間も地位が保全される存在・・、そしてその間ずっと歳費を払わなければならぬ存在の議員など必要ないのである。
なぜなら、政治は時と共に変っていく柔軟性が必要な側面があるからだ。 それを最大6年という以前の選挙判断をもって審理・判定されたなら、国民生活にとってかなりの不利益を生じさせかねないのである。
そういう訳もあり、私は前で述べた通り棄権した（〜っていうか、山へ行ってたんだよねェ、エヘッ・・）。
まぁ、選挙結果はマスコミが吠える通り、民主党が勝ち自民党は40議席に届かぬ惨敗をした。 だが、民主党に投票した方の大半は民主党を支持したのではなく、「自民党にお灸を据えてやろう・・」という意思の元に投票したようである。 それがこの結果だ。
だが、この結果でネジれ現象が起き、「今回の選挙で民衆の支持を得た」とする民主党が的確な対案も出さずに反与党的なポーズを取る事によって、“決めるへき重要な事が決まらず先送りされる危険”が発生してしまったのである。
もし、早急に決めなければならぬ法案、特に諸外国との外交関連の問題が発生した時は大変な事となるのだ。
それを「民主党の良心だけに頼るだけ・・」とするのは、投票する側もあまりにも無責任ではないか・・と思うのである。
その危険性が早くも現れている。 何でも、『テロ特借法』の延長に反対との声明を出したとの事。
そして、党首の小沢が反対声明を出したのに対して、前の党首の前原が「この法案の延長は必要」といっているそうな・・。
つまり、党内で重要政策が一致していないのである。
もし、『テロ特借法』の延長に反対ならば、反対をした事でどういう影響があり、国民生活にどのような影響があるかを説明した上での事ならば納得できる。 だが、どう見ても与党（自民党）の法案に反対すべくの反対でしかない訳である。
もし、『テロ特借法』に反対しアメリカの機嫌を損ねたなら、理不尽なる“経済的な嫌がらせ”が多かれ少なかれ仕向けられるのである。 その『負』の面を包み隠さず公表して国民にその不利益に耐えてもらう覚悟を求めて、“それでも正義にそぐわないから反対だ・・”とするなら筋は通るのである。
政策的に党内が一致せず、対案を出さずの『反対の為の反対』に走り、そして海外のマスコミからも『政権担当能力がない』とダメ出しを食らった民主党。 この党に投票した人間は、こんな状態になる事が解りきっているのに敢て投票したのだろうか？
だとしたら、いつぞや渡辺美智雄が言っていた「野党に投票する人間は毛バリに釣られる魚同様・・」との文句も強ち“的を得てるな・・”と思えてくるのである。 とにかく、この悪害（決まるべき事が決まらず先送りされる・・って事）は参議院の規定で6年間続くのである。
そしてお笑いは、数工作をするべく『先祖返り』の政策を主張する党の要求を丸呑みした事である。 そもそも、『年金』で喚きガナって当選したんだろう？ 何故に、国民新党のチンピラ議員の要求を呑んで『郵政民営化の凍結』法案を出すの？
せっかく、民営化に向けてムダな肉が切り落とされ始めた郵政省の既得権益をなぜに守ろうとする訳？
そして、“もはや存在意味がない・・”と評される社民党の要求を呑んで、憲法改正関連の審議会の開催拒否も飲んだそうな・・。 笑っちゃうね・・。
まぁ、『年金の流用防止法案』は少しは評価できるが、これも“使い道をアレコレ”言う前にしなければならぬのは『年金の保証』だろ？ まぁ、“年金の管轄先を国税庁に一本化・・”などとタワケた事を言っていたようだし、無理か・・。
『社保庁』というお役所の役人の失態を何ら罰を与える事もせず、既得権益を保持するが如く同じ役所の人間でまとめてもどうなる訳でもあるまいに・・。
『年金の保全』に関しては、あくまでも公的機関の占有から民間の血の入った機関の導入が求められるのである。
正直言って、『国民年金』のシステムより『アリコ』などの民間の年金保険サービスの方が金銭の管理がマトモだし、保証能力と補償範囲も明快で的確なんだよ。 そういう訳では、『年金の流用防止法案』も穴があるかもしれないな・・。
民間機関の設立に費用を投じる事が不可とするならば・・であるが。
まぁ、他のブログを目に通す限り、“衆議院の解散総選挙も・・”、とか“衆議院選挙でも民主党が勝つ”などとフライングしきりの主張もみられるが、仮に衆議院選挙が行なわれたとしても、自民党の第一党の立場は絶対に崩れないだろう。
正直言って、政権担当能力がない党に政権を任すほどにこの国の人間もアホではないのである。
まぁ、これらのブログを見ながら思ったのは、“もっと周りを的確に見渡せよ・・”という感想である。
まぁ、民主党にダメ出しをしたが、首相の安倍もダメのようだし・・。 こちらも、『派閥の力関係重視』という自民党の腐った政策に先祖返りした結果がこうなのだ・・という事である。 小泉さんのように改革しろよ・・。 改革の火さえ落とさなければ、策のない民主党が浮上する訳がないのだし・・。 必要なのは、やはり首相公選制（但し、立候補できるのは衆議院第一党の議員に限る・・）だよね。 そして、参議院の任期も2年に短縮すべきだね。
お次の『首を傾げたくなる事』は、サッカーの日本代表のオシムの続投だ。 皆が散々罵倒したジーコでさえ勝って“結果を残した”アジア杯。 見るも無残でしたね。 もはや、“パスパス・サッカー”が通用しない・・って事が結果として示されたのである。
パスに拘るあまりドリブル突破などの武器を放棄し、その結果はアジア杯一次予選クラスの国までにしか通用しない・・という『ダメ出し』だったのである。 結果が出せなかったのだから、即刻解任すべきなのである。 そして試合前後のオシムの語録を聞くにつけ、『何故に解任しない！、この爺さんに監督たる器なし・・』と強く感じるのである。
「『パスパス・サッカー』で行き詰ったならサイドチェンジしかない・・」という致命的な弱点を相手に見抜かれて、あとはなす術もなくＤＦが体力勝負に負けて敗退。 あそこでドリブル突破ができる選手が一人でもいると、相手守備陣は2通りの対応を余儀なくされかく乱されるのである。 少なくとも、守りに大きく体力を使うハメとなるのだ。 だが、“サイドからだけしかない・・”とバレてしまうと、まぁ相手は楽になるわな・・。
それと、過去の代表監督の失敗もオシムはしでかしている。 それは、子飼いの選手の裏づけのない起用である。
オシムが唱えた千葉の『よく走るサッカー』は、悲しいかなＪリーグでも通用していない訳である。 それを『戦術に合うから・・』とＪリーグで結果を残す有望な選手を尻目に優先的に起用されるのは、代表チーム全体のモチベーションを下げまくる愚行なのである。
また、自分の戦術を優先させるあまり、中心選手から魅力を殺ぎとってしまった事も失敗の一つだろう。
中村俊輔はパス回しばっかりに拘り、ドリブル突破の実力を封印してしまっている。 それでは、スター選手のスターたる力は発揮できないだろう。 今回の中村俊輔のプレーを見ても、サイドからはすべてアシストすべくパスを出しているのである。
サイドをえぐって中に入りフィニッシュまで決める技は最後まで見られなかったのである。 フランスとの一戦（ジーゴ時代の2-3で負けた試合やったかな・・）やセルテックで見られたような“中村俊輔たる魅力”は一切見られぬまま終わった。
これは『スター選手は使えない・・』のではなく、オシム自身が『スター選手を使いこなせていない・・』のである。
そして、ジーコを失敗に貶めた『小野伸二』のそっくりさんをボランチに入れてしまった事も失敗要因の一つである。
それは、中村憲剛のボランチ起用である。 中盤の底・・、いわゆる『ボランチ』は、ポルトガル語でハンドルを意味する試合の流れの“舵取り”を担うホジションなのである。 そこで、相手に取られかねぬ危険なパスを出す・・という事は失点を食らう可能性がバカ高くなる・・という事である。 現に、ジーコが犯した小野を導入した過ちと同じく、中村憲剛の出したパスを取られた事が原因の失点が全体を通じて2〜3点あったようである。 要は、ボランチには攻撃よりも守備能力の高い選手を起用すべきなのだ。
要するに、『アタッカー』的なＭＦである中村憲剛をボランチで使う事自体が間違いなのである。 そして、この選手のホジションは悲しいかな・・、中村俊輔と同じ位置なのである。 従って気の毒ではあるが、可能性を考えたらサブ以外では“使えない選手”なのである。 そういうホジションの間違いをＤＦでも犯している。 本来はＭＦで本職でない阿部のＤＦ起用である。
ポリパレント（多様性）とオシムはがなっていたが、ＤＦで求められるのは『専門職』なのである。 あの大会は、どう考えても『専門職』の坪井に任せるべきだったろう。 少なくとも、慣れぬホジションから阿部にバテが見え始めた決勝トーナメントの3試合（豪州・サウジ・韓国）は坪井を起用すべきであったろう。 それを怠った結果が、最悪のＤＦが相手ＦＷに振り切られての失点である。
それらをひっくるめた以上に、最もオシムが監督として相応しくないのはその言動だろう。 敗れた試合を語る時、『やり方は間違ってない、後は個人の問題』などと、暗に意に染まぬ選手を侮蔑する事である。 負けたのはオシム・・、オマエの責任だろう！
サウジ戦を見た限り、完全に相手に『パスパス・サッカー』の致命的欠陥を読まれ研究されているのである。
つまり、アジアの主要国レベルでは通用しない戦術となっているのである。
そして、オーストラリアのＰＫ戦の時の退席もしかり・・である。 これは、責任放棄そのものだろうが・・。
ＰＫ戦を見るのが心臓に悪いのなら・・、故郷で死ぬ事を所望するのなら、監督業なんか辞めてとっとと国へ帰れ！
何だかんだいっても、日本という国は“浪花節”なのである。 “故郷で死にたい・・”などとほざいた時点で監督失格なのである。
Ｊリーグではイマイチ冴えず大量失点を繰り返す川口というＧＫが国民に人気があるのも、この日本人的“浪花節”に合致しているからである。 だから、この“浪花節”を監督自体が受け入れられないのであれば、代表監督からはお引取り願いたいのである。
今のままでは確実にＷ杯には出れないね。 考えによっちゃぁ、アジア主要国に1敗2分けだもの・・。
オシムを続投させるなら、オシムの監督で確実に展望が開ける事を証明しない限り、このままではなす術もなくＷ杯は“サヨナラ”だね。 そこで対策としては、オシムをクビにして中田英寿をエキケートさせて監督させても面白いんじゃない？
どこぞの野球チームみたいに、代打“オレ”もあり・・っていう事で。 無理か・・。 最後は冗談として受け流してくんなまし（くれぐれも、アホか！などと掲示板に投書せぬように〔爆〕）。
でも、オシムの語録で一つだけ正しい事がある。 それは、『Ｊリーグの日程を欧州に合わして変更すべき・・』って事だね。
海外組の召集や吟味、戦術の擦り合せを考慮し“代表を強くしたい”と真剣に思うなら必要不可欠であろう。
最後の『首傾げネタ』は、皆様の大方の予想通り『朝青龍』ネタで・・。 これは、最初に“結論有りき・・”で。
“四の五の言わずにモンゴルに帰してやれよ！”という事である。 そして、新聞紙面に出てくる精神科医と名乗る輩達は、ほんとに精神科医なのかねぇ・・。 医者ならば、患者の体調を優先するのが筋だろう？ それを、“外人力士のふざけた言動許すマジ！”という事にアタマが逝ってしまって、精神的に衰弱した可能性のある患者に対して最も効果的な治療法を否定なさっている。
ハッキリ言って、こんな奴らに医者たる資格はないし、人を裁く素養もない。 それは、もし朝青龍が仮病を使っていたとしても人命的には影響ない訳で、逆に本当だったなら人命に関わる一大事に発展してしまうからである。 もし事が悪い局面に向かったなら、“医者が患者を殺す”という医療ミスを問われても仕方ないのだ。 そして、“助かりたい”と願う患者の要望を無視する形骸的な殺人に相当する行為でもあるからだ。 そんな輩は、『医者』を名乗る資格はないだろう。 中には、『ストレス障害』という病名に難癖をつけるアホもいた。 これは案の定、ＴＶのコメンテイターが本業の欠陥医者であったが・・。
『会見させろ・・』だの、『帰国には断固反対』だの、『横綱としての品格云々』などというが、その前に相撲協会は人としての道・・即ち『人道』を考えるべきである。 もし、病状が本当だったら、『謝罪会見』は人道に背く最たる行為なのである。
そして『帰国反対』は、ある意味監禁罪そのものである。 病の疑いがある者には、その最良の治療方法を提供すべく動くのが協会の責任なのである。 そして、何よりも元通りに復活させるのが協会の仕事だろう・・。
最良の方法とは、即ち帰国治療である。 “もし、これが仮病だったら・・”との反論が出されると思うが、例え仮病であっても『二場所出場停止』という罰を与えている以上、二重に罪を負わせる事は人権上も民法上も許されないのである。
そして、オマケに『謹慎』という名を騙った『幽閉・監禁』の罪も犯しているのである。
『品格』を言うのなら、問われるべきは貴乃花だろう。 訳の解らぬ整体士に傾倒し麻薬に手を出した・・とか、相続争いで醜態を晒しまくっているのである。 そして、相撲協会に看板がなく困窮していた時に一人で支えたのは、紛れもなく朝青龍なのである。
その功績大きな者を一つの罪で相撲生命が途絶えかねない程の罰を下すとは・・。 『品格』を問うというなら、身贔屓ばかりして外人力士を粗末に扱う相撲協会と、同じく逐一外人力士に難癖をつける『横綱審議委員会』のクズ共だろう（特に、ナベツネや内館牧子などはスポーツ界全体に巣食う害虫であるな・・）。
そして、朝青龍の帰国とサッカーの事だが、私からすると『何が悪いの？』って事である。 異国の地で成功した英雄が祖国の子供たちと触れ合う事の何が悪い？ これは人としてヨイショ目的の巡業なんかより、ずっと重要であり大切な事である。
もし、巡業が大事というのなら、協会自身が日程を調整して年に何回かの帰国許可を与えるべきなのである。
人はどこかで“ガス抜き”をせねば潰れてしまうのである。 外人力士にとっては、この年に何回かの帰国ができる・・という事が“ガス抜き”なのである。
巡業をサボッてのツケ・・というのなら、本場所の成績が悪かったなら本人が甘んじて受けるのであって、協会自身が責任を問う問題ではないのである。 ハッキリ言いまして、貴乃花の愚行を何ら問わず放置した時点で過去の伝統は消し飛んだし、また外人力士を粗末に扱った時点で未来はないですな・・。 いつまでもつか・・、滅び廃れる時が来るのを待つのみです。
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平成19年 7月 5日 ありえない言葉 責任転嫁の果てに・・
また、人間のクズのブログを見つけてしまった。 そこには、全ての事が責任転嫁として渦を巻いてあり、人間として最も醜く汚い行為がかき集められていて見るも無残だった。 この人間は、実社会に出てもこのように責任転嫁を繰り返すのだろうか？
そうだとしたら、周囲は偉い迷惑な事だろう。
このブログには、まず「少数派は何かと叩かれやすい」と、犬を自然界に連れ込む不埒な行為を“少数派”と捉えている。
それに続いて、「それは、おそらく『誤解』からだ・・」とか、「少数派（＝多数派にとって“異質なもの”）を排除しようとする典型的な『島国根性』なのか？」と、人としてあるまじき行いをして責められる事に対して『被害者』を演じているのである。だが、この主張には、“その行為が、なぜ叩かれるのか？”と自らを顧みる事が全くないのである。
第一、他人に危害を加えかねない大いなる迷惑をかけ、野生動物の命を駆逐する自然破壊行為のどこが『誤解』なのか？
あからさまに周囲にとって害ある行為だからこそ、“ヤメろ！”と言っているのである。 自然界にペットを持ち込む事は、『少数派（＝多数派にとって“異質なもの”）』ではなく、明らかに“人間としてのモラル”を問われる行為なのだ。
当然、人間としての誇りを持つ者なら決してこのような不埒な行いをする事はなく、その点では『人としてのモラルさえ守れぬ異質な人間』と捉える事ができるだろう。 もちろん『島国』であろうがなかろうが、万国共通で『人としてのモラルさえ守れぬ異質な人間』は排除される運命にあるのである。このブログを書いた人間のクズは、美ヶ原の高原へ犬を連れ込んだようである。 そこで、山岳パトロール隊の一人に警告を受けた事を“逆恨み”っぽく語っているのである。
それは、「（美ヶ原は）観光客がたくさん訪れるため、歩きやすい遊歩道が整備されていてハイキングにはもってこい・・」と、不埒な行為を容認させようとする“予防線”が張ってあって、「小さな子供を連れた家族連れや、地元の中学校の遠足など遊歩道はたくさんの人でにぎわっていた・・」と、“自らが住む街の犬の散歩コースと何ら変わらぬシチュエーションなんだ・・”とでも言いたげな説明があった。 また、後々の言い訳の“具”に使うべく、「全長10kmほどの遊歩道の左右には、延々と雄大な牧場が広がっていて、牛たちが悠々と草を食んでいた・・」と、自然界と異なる人間の構造物である牧場を引き合いに出していた。
そして事の起こりは、「そんな場所をのんびりと（人の迷惑を顧みない、他の命を何とも思わぬ不埒な行為を続けつつ）歩いていると、『山岳パトロール隊』の一行に出会ったのだ・・」という。 その前にも、「この遊歩道の先には登山道もあったが、軽装の私と連れて来た犬はもちろん登山などする目的もなく、ゆるやかな遊歩道をのんびり往復して帰るつもりだった・・」と、またもや“自らは悪くない”という予防線を張っているのである。
そのパトロール隊はフレンドリーな接し方だったらしく、「ゴミの持ち帰りをお願いします」と自然保護のリーフレットを手渡しただけだったらしい。 それに対しこのクズは、「ゴミは全て持ち帰りますし、犬の糞も拾ってます！」と言ったという。
その後、この『山岳パトロール隊』は『犬の連れ込み行為』を何ら咎める事もなく、他の観光客へのマナー遵守の啓蒙の為に立ち去った・・との事である。
何ら咎めを受けなかった事を『容認』と解釈して安心した人間のクズであるが、後続の『山岳パトロール隊』の者に不埒なる行いに対して『人としてのモラルを守れ！』と警告された・・という。 その事をこのように記してあった。
「別の山岳パトロール隊の女性が、単独で私のところにやって来た。 私は（先程の隊員と）同じように挨拶をしたが、その女性は先ほどの隊員たちとは明らかに違う態度であった。 （そのパトロール隊員いわく・・）“山に犬を連れて来ては困るんです！ 犬は生態系を乱し、自然を破壊します。 ライチョウなどの野生動物を怯えさせますし、あちこちにフンやオシッコをするのも高山植物には良くありません。 とにかく、犬を連れてこないで下さい！”と断固たる態度を示した・・」という。
このパトロール隊員は、“自然を尊ぶ・・という人としてのモラルを守れ！”との至極当然な事を、ルールを守らぬ不埒者にキチンと理由を説明して警告を発したのである。 それに対して続くのは、醜さ極まる“恨み説”である。 それは、このように記してあった。
「確かに、犬が貴重な自然の残された山に入る事は、あまり良くない。 でも、それは犬に限った事ではないだろう。
（この場所は）観光客向けの遊歩道で、まるで原宿のように大勢の観光客が大騒ぎしながら歩いているような所だし、その両側にはたくさんの牛が放牧されていた。 そこをたった1匹の犬が歩いたからといって、一体どれだけの環境破壊につながるというのか？
誰よりも、人間や牛が自然を破壊したり、野生動物を脅かしているというのは明らかだと思う・・。 それに、私は常に犬の引き綱をしっかり持っていて、この姿を見たら私や犬が不用意に野草を荒らしたりするなんて考えられるハズがない。 全くの言いがかりだった・・」と。この文を目にすると、至る所に矛盾が満ち溢れているのである。 第一に、「犬が貴重な自然の残された山に入る事は、あまり良くない」と認めるなら、なぜそのような不埒な行為をするのだ。 そして、自然保護地域といえども、美ヶ原という人間が大勢押し寄せる都会のような雑踏ならいい・・とでもいうのか？ そういう人の集まる場所なら、自らの住む街同様に振舞っていい・・とでも思っているのか？ これだけでも腹立たしいが、最も許せざるのは「それは犬に限った事ではないだろう」という言葉である。
これは、過去に自然を破壊した存在である人間に・・、そして（自然を破壊する自らを差し置いて）自然を蝕む登山関連の人間に言われたかない！という、宣戦布告とも取れる言い分なのである。 それを構築する屁理屈として、『観光客』だの・・『（人間が連れて来た）たくさんの牛』だの・・とのたまっているのである。 それに続いて、「そこをたった1匹の犬が歩いたからといって、一体どれだけの環境破壊につながるというのか？」と、自らの人間のモラルに外れた不埒な行いを肯定しているのである。 何と、醜く汚い人間なのだろうか・・。
もう幾度となく書き記しているが、下界の生き物である犬を自然界へ連れ込む事はその場所固有の生態系に対して、人間がこの100年間に自然に入り込んで生じた弊害よりも更なる大きなダメージを与える事が証明されているのである。
それは、下界のペット犬が人間により持ち込まれて、そのペット犬が下界での行為を自然界で行うと、生態系というバランスが崩されるのである。 そのバランスが崩れるとストレスからの生殖能力の低下による個体数減少を確実に引き起こし、最悪は最も恐れる犬の持ち込む病原菌によって動物種そのものが完全に絶滅してしまう事も有り得るのだ。
そして、「1匹の犬が歩いたから・・」というが、『連れ込まれたペット犬と連れ込んだ不埒な人間』の一組の存在で、ともすれば一晩でそこの自然が完全に破壊される事もありえるのだ。 例えば、《疥癬》や《ディステンパー》という病原菌の持込みでその場所固有の動物種を絶滅に追いやる事も考えられるし、草木や高山植物を踏み荒らし、病原菌が撒かれずともマーキングや糞で野生動物が寄りつかなくなり、また所構わずに放置される糞尿で土壌が腐り野生動物の餌となる草木の芽が育たなくなるのだ。こういった例は、自然界へのペット犬の持ち込みが横行してから数多と被害の実例として報告されているのである。
寄生虫の介在する病気《疥癬》なら、立山の雷鳥や丹沢のハクビシン。 《伝染病》なら、裏磐梯のタヌキや狐。
犬の威嚇やマーキングによる《ストレス》なら、黒姫山のオコジョや雷鳥、上高地のノウサギ、裏磐梯の生態調査での野生動物の痕跡確認数の1/100にも及ぶ大激減など。
《犬のマーキングの影響》なら、それに反応して出没して射殺された知床のヒグマ。 《草木の踏み荒らし》なら、御岳や南ア・北岳での高山植物の踏み荒らし目撃。 《糞尿による土壌の影響》なら、連れ込まれた犬の糞尿が目立つようになってから生じた皇海山のカモシカの個体減。 このクズは「一体どれだけの環境破壊」と嘯くが、素人の私が調べただけでもこれ程の被害実例が出されているのである。
それを、自らの不埒な行為を叱責するパトロール隊などの登山関係者や、何も考えてないその他多数の観光客、そして恥ずべき事に放牧されている牛までも引き合いに出して『責任転嫁』をしているのである。
人間は、確かに過去に環境を破壊してきた存在だ。 だが、人間はその過ちを悔い、これ以上の自然の荒廃はどうにか防ぎたい・・とあらゆる努力を奉げようとしている。 そして、僅かであるが『草木の再生』や『雷鳥のツガイの発見』など、その成果も見え出した所もあるのだ。
そのような中でこの考えと全く逆行し、そして警告を受ければ「オマエらも過去に自然を破壊しただろうが！ それに比べて、犬の連れ込みは少数で微々たるもの・・」などと悪態を着く・・。 正直言って、山の人間で取り囲んでボコボコの袋叩きにしたい位だ。
当然、こんな人間のクズは袋叩きにあって死んでも構わない・・とさえ思う。 「言いがかりを受けた」というが、事例を挙げて注意・警告しても従うどころか、『責任転嫁』という悪態を着き返すクズな人間を相手にする『山岳パトロール隊』の方が、よっほど「言いがかり」を受けて気の毒な立場なのである。
また、「引き綱を着けている」というが、引き綱を着けようが何だろうが、ペット犬を自然界に連れ込む事は御法度なのである。 それとも、「キチンとシートベルトをして事故を起さない・・と自覚して決意するなら、飲酒運転をしても構わない・・」とでも言うのか？
それと同じだろう。 そのモラルを外れた行為で、どれだけの人間に迷惑と嫌な思いを抱かせ、どれだけの動植物の命を蝕むのか・・。 同じような考えの人間が10人、100人と増えると、被害はその10倍、100倍と広がるのだ。
その更なる責任転嫁として、『中高年の登山者』を引き合いに出す・・という醜態を晒す。 「中高年の登山ブームで、何の知識も持たないオジサン・オバサン達がこぞって山に向かい、まったくの自己中心的な行動で自然を破壊していることについては、誰も指摘しようとしない。 （それは）こういった登山客は良い観光収入になるから、おいそれと締め出すワケにはいかないのが現状だ（から）・・」と続けていたのである。
だが、これは本末転倒もいい所で、「ペット犬を持ち込むと自然界に多大な影響があるので連れて来てはいけない・・」と耳にしながら、変な屁理屈をつけて不埒な行為を正当化し自然界へ犬を持ち込むこのクズ自身が、自然の生態系に関して“何も考慮せず、何の知識も持たない”破廉恥なる『モラルなし』なのである。 そして、何よりも『自己中心的』なのは、他人が迷惑を蒙ろうが・・野生動物の命が迫害されようが・・屁とも思わすに、自己の欲求を満たす為だけに『自然界にペット犬を持ち込む』という人間の尊厳を捨てた行為をするこの『人間のクズ』なのである。
確かに、ツアーなどでくる中高年の団体登山者のマナーは良くない。 だが、それに関しても、目に余る行為が現地で確認されたなら、かなりキツク警告が発せられるハズなのだ。 そして、『ペット犬を連れ込む人間のクズ』に比べて、これらの団体登山者の方が何万倍もマシである・・とも付け加えておこう。 なぜなら、「野生動物の命を迫害する・・」などといった明白な自然破壊行為をしないからである。 そして、これらの人間の良からぬ行動に対し注意を促せば、渋々であろうと注意に従い行為を改めるのである。
また、観光収入云々だが、『ペットを自然界に持ち込む』という不埒な行為は、ともすれば地元経済に多大なる害悪をもたらす可能性もある。 それは、知床のヒグマの出没が良い例となろう。 ペット犬のマーキングに反応したヒグマが出没し、知床五湖の大部分が1シーズン閉鎖となった事例がある。 もちろん、出没したヒグマはハンターによって射殺された。
観光客がペット犬を連れ込むという“人としてのモラル”に外れた行いをしたが為に、絶滅危惧種にも指定されているヒグマの尊い命が奪われ、そして観光シーズンのかき入れ時に観光地が閉鎖となり、これによって地元は数億という観光収入の機会を失ったのである。 何の落ち度もなく命を奪われたヒグマも、数億という観光収入を奪われた地元も、殺したいと思うほどに犬を連れ込んだ“モラルなし”を恨んでいる事だろう。 クズたる行為で被害に遭うのは、決まってルールを守ろうとする大多数の人間や、周囲の関係者、そして自然界に棲む動植物達の貴重な命なのである。
このブログを書いた人間のクズは悪態の締めくくりとして、「犬連れで山を歩く人は、極々少数だ。 マナーを守ろうと努力している犬連れ客が犬嫌いの人間に遠慮しながら観光をしているというのに、“犬連れ”というだけで文句を言われ、排除されようとするのは非常に悲しい事・・」と、他の命を何とも思わぬ鬼畜な行為を『少数というだけで非難される憂き目を負う悲劇の被害者』に置き換えているのである。
また、「マナーを守れない犬連れ客は盛大に叩くべきだが、きちんとマナーを守って犬嫌いの人のために遠慮して小さくなっている犬連れを叩くのは、見当違いも甚だしいと思う・・。 犬連れが環境破壊だというのなら、人間がやっている事は、一体何なのでしょうね？」と、自らの行いがどれだけ他人に迷惑をかけ、どれだけの他の命を迫害し、どれだけの損害を地元に与え、どれだけの被害を出したのか・・を考慮せず、自らの悪しき行いで引き起こした事に対して責任を取る事もせず、屁理屈や責任転嫁という醜い醜態を晒す事に終始した自ら・・を全くもって顧みようともせず、更なる責任転嫁で締め括っているのである。
最後の締め文句である「人間がやっている事は、一体何なのでしょうね？」という言葉に対しは、そっくりそのまま「そういうアンタは、人の尊厳を捨てたモラルなしの行為でどれだけの命に危害を加え、周囲にどれだけの迷惑をかけ、どれだけの悪害を撒き散らしたのでしょうかね？」と返そうと思う。 このブログに対して、しょうもない性格の私は人間のクズ相手に突っかかってしまう。
でも、事実と違う事・・、そしてその悪しき行いを肯定されたら、後々は人類全てに大きな災いが及ぶかもしれないのだ。
犬連れ登山の影響が微々たるものだって？ なら、立山の雷鳥の皮膚病を始め、上高地のノウサギの絶滅、丹沢のハクビシンの疥癬、裏磐梯を始めとしたタヌキのディステンパー、知床のクマの犬の気配に反応しての出没、皇海山で連れて来た犬による影響でカモシカの個体数減少、安達太良山で犬に驚き転落し足を挫いた登山者・・、祖母山での飼い主噛み付きによる遭難騒ぎ、大峰山での犬転落事故などはどう説明するんだ？。
これらは全て、犬連れ登山が横行し出してから出た被害だぞ・・。 人間は大方100年登山をしてきたが、寄生虫や感染症でこれほど多くの問題を引き起こした事はない。 だが、犬連れ登山が起こりだした近10年で、貴重な動植物種の絶滅も含めこれほどの被害が出ているのだ。 もちろん、探せはもっと出てくるだろう。 「被害が微少」と嘯きこんなふざけた行為を続けるなら、これら動植物の絶滅に対し責任を取れ！ 明らかに、オマエらの犬連れ登山という不埒極まる行いによって引き起こされた問題だ。
人間は確かに環境を破壊してきた。 だが、これ以上破壊せぬよう、何とか被害を食い止めようと必死になっている。
過去の過ちを取り返そうとしているのだ。 そこに、1人+1匹で一晩でその場の自然を破壊しつくせる程の影響を及ぼしかねない犬連れ登山をして、どの面を下げて“影響が微小”などと言えるのだ。
そして、犬が他の人間に噛み付いたら、タダでは済まないぞ。 もし、自らや身内の者が山で連れてこられた犬に咬まれての大怪我や、犬が原因で転落死亡事故が引き起こされたりしたら、自分だったら間違いなくその行為者に対し報復しに行く。
犬連れ登山をする人間のクズと鎖場で遭遇したなら、転落の危険性はバカみたいに跳ね上がるのだ。
相手を殺しかねない事をオマエらはやっているのだぞ。
「犬を飼うな」、「山に登るな」といっているのではない。 「犬を山に連れてくるな」と言っている。
第一、影響がないのに行政が禁止を打ち出す訳ないだろう。 犬連れ登山が自然に対し多大な影響がある事は、結果に示され、因果関係もあり、その証明もされている。 されてない・・というなら、なぜ犬連れ登山が横行する以前は雷鳥に犬の皮膚病が発生しなかったんだ？ なぜ、下界の犬の病気が山の動物にうつるんだ？ なぜ、犬連れ登山が横行し出してから、野生動物の個体数が減少したんだ？
それでも「因果関係がない」と言い張っているのは、人間のクズたるオマエらだけである。 地球全体の環境を守る事は、人類全ての命を守る事である。 一刻も早く、犬連れ登山の禁止と厳罰化の制定が望まれるのである。 生態系への反逆は、最後には人間全体に影響を及ぼすのだ。 即ち、オマエらの行為は、地球上全ての命に対しての反逆行為である。
山にペットを連れてくること自体がマナー違反であり、他人の迷惑を考えぬ人としてのモラルを問われる行為であり、自分の欲望の為には他の動植物の命など屁とも思わない人間の尊厳を捨てたクズたる行為で、オマエがいうようなマナーを守る犬連れ登山など、言葉として有り得ないのである。 解ったか！、このアホが・・。
と返したのである。 まぁ、案の定、即刻消されて“出入り禁止”を食らっていたが・・。 でも、自らの行いが正当だ・・と言えるなら、その根拠を挙げて堂々と反論すればいいのである。 まぁ、無理だろうけどね。 言っとくが、決して私は言いがかりをつけてなどいない。 全て実例を挙げて、「こんなに被害があるというのに、何を持って被害は微小というのか？ 少数の不埒な行為で、近10年でこれ程の被害が取り沙汰されているのだ。 こんなふざけた行為をするのなら、今までに引き起こした事に対してキチンと責任を取れ！」と言っただけである。
中でも力を込めて言いたいのは、最後の“くだり”である「生態系への反逆は最後には人間全体に影響を及ぼす、地球上全ての命に対しての反逆行為だ・・」という事と、「山にペットを連れてくること自体がマナー違反であり、他人の迷惑を考えぬ人としてのモラルを問われる行為であり、自分の欲望の為には他の動植物の命など屁とも思わない人間の尊厳を捨てたクズたる行為で、“マナーを守る自然界への犬の連れ込み”など、言葉として有り得ないのだ・・」という事である。
平成19年 6月30日 『キケン』のススメ・・
年に一度はあるという、迷惑この上ないイベントがまたやってくる。 そう、参議院選挙である。 身のある論議をするのならともかく、名前の連呼や敵対政党や相手候補の失態をなじり、聞えはいいが実現は到底不可能でそれを実行するとたちどころに行き詰る欠陥極まる対案をぶちまけ、“この街を良くしよう・・”といいながらキモいオッサンやオバハンがニヤつくパンフレットをバラ撒いて街を汚すコイツ等の準犯罪行為に、なぜにつき合わされねばならないのか・・と強く思う。
今度の選挙の争点は、『年金』未払い問題との事である。 まぁ、私としては、自身の受給年代（それでなくても、67歳まで支給されないと言うし・・）になると年金制度は崩壊している・・と考えているし、それを予測しての自衛手段を講じようとしている所なのでどっちでもいいと思うし、むしろこんな制度は任意の方式（加入は個人の意思に任せるべき・・という事）に改めるべきだ・・とも思う。
もちろん、加入を拒んだ場合は生活保護の受給も不能となる旨の確約を取る必要はあるが・・。
そして、社会保険庁に全てを任せるのではなく、年金保険事業への民間企業の参入を促進すべき・・とも思う。
なぜなら、これは毎月の支払額・支給開始日・支給金額が始めの契約時にハッキリと決定するので、現在の状況を考慮しつつ、『生活設計』という老後の予定が組めるメリットがあるからである。 また、支払える金額を自身で設定しての契約であるから、生活への圧迫感が少ない・・とも思えるのである。 但し、設定金額が少なければ、受給額が少ないのは至極当然の事であるが・・。
もちろん、民間企業なのだから『倒産』というリスクはあるが、それは契約の内容の全て（契約者氏名、契約時の年齢、月々の支払い金額、受給開始年月日、毎月の受給金額等）を契約時から3日以内に公的機関に記載登録させる事を義務付けさせ、“まさか・・”の時は公的援助導入か公的機関への引継ぎ命令を発して契約者の完全な保証と安全を構築する事で防御できるだろう。 なお、これは私個人の意見に過ぎないし、ここでは年金制度云々を問うているのではない・・のは念の為。
ちょっと話は脱線したが、社会保険庁の過失が明るみに出た事で与党は敗北必至とある。 そして、勢いづいた野党、とくに民主党は、『年金要らぬなら自民党へ』とのキャッチフレーズを出している。 恐らく、与党の過失や奢りへの怒りの鉾先が、野党や民主党へ流れるのだろうな・・と思う。 だか、ちょっと待て・・。 もし、民主党が勝ったとして、事が良くなる保証は全くないのである。
むしろ、より確実に悪くなっていくのである。
なぜなら、民主党の出した欠陥だらけで実現不能な対案と、相手の過失を叱責するだけの“ネガティブキャンペーン”に終始するその態度から“見込みなし”と思ったからである。 例えば、年金支払記載の不備の問題の対処法に関してだが、原則的とは言え加入者の申告を採用する・・とした“甘々”というか何も考えていない手法である。 『申告者の言う事を全面的に信用する・・』と言うと聞こえはいいが、これを行なうと間違いなく年金資産は破産となるのである。
そらそうであろう・・。 記載がないから証拠がない・・。 それを『問題が発生したから・・』と無条件に申告通りに採用すると、全ての者に満額支給をせねばならなくなるのだ。 もちろん、払ってない人間に対しても・・である。 逆にこのように言った手前、申告者の一部に受給不可の決定を下すと、“申告者によって差別をするのか！”と問題が掘り起こされ収拾が着かなくなるのは必定である。
また、社会保険庁と国税庁の統合であるが、正に“絵に描いたモチ”である。 統合したから・・といって、事が改善される訳ではない。 記載確認の作業をする人間を統括する管轄が国税庁に変わるだけである。 対案として示すべき事は、“どうしたらいち早く的確に未記載事実の確認作業ができるのか・・”という方法論なのである。 また、タダでさえ進まぬ確認作業に加えて、統合の混乱を招く機関統合の手法は百害あって一利はないのである。 おそらく、統合による混乱で責任の所在が曖昧なままとなり、全てが何も進まずに事切れてしまう事だろう。
それならば、エラーを出した自民党の案の方がマシなのである。 自民党の案は、戸籍上にある全ての国民に対して年金保険支払の履歴を作成し、通知・確認させる・・とあった。 もちろん、過去に遡っての支払いの履歴なのだから、偽った申告に対してある程度の制御もできるだろう。 だが、この作業もかなり手間と時間がかかるのは言うまでもないが・・。 以後全ての国民に番号をつけて管理する・・という。 これも、プライバシーの問題の観点もあろうが、“記載漏れ”という事故が起こってしまっただけに導入に対して説得力はあると思う。 でも、私としては、年金は任意制度に戻して欲しいがね・・。
とにかく、こんな危ない手法を恥もなく対案として出す政党に、適正なる政権運営又は対抗して対案を出し続ける能力があるのか・・という事を問いたいのである。 ハッキリと断じます。 全くもってその素養はありませんね・・・。
それどころか、民主党が主導となった場合は、『日本国』という国家そのものの屋台骨が揺らぎかねないですな・・。
それを、与党の奢りが腹が立つから・・という理由で安易に何も考えずに反対票として野党に投票するのは、自らの首を自らで絞めているのと一緒ではないか・・と考えるのは私だけであろうか・・。 例えば、「不正蔓延る今の世の中を構築する与党はけしからん！」と狂産党に投票したとしよう。 今まではそのように考えるの者が少数派だったからこそ何ら被害はないが、もしそのような考えが過半数を越えたなら『日本国』の社会・経済体制は変ってしまうのである。 もしそうなったら、投票をした者はこの責任をどう取るのだろう。 まぁ、有り得ない事かも知れないが、“全くない”とは言い切れないのである。
だが、与党の奢りに対しても罰を与える事は必要だろう・・とも思う。 だが、無責任な所在の野党には絶対にこの国の未来、即ちこの国に住む私の未来を委ねたくはないし、与えてしまうと政権統治・運営能力がないので混乱必至となろう。
最悪なのは、『与野党拮抗』というと聞えはいいが、それによってモメたり敵対相手を非難するだけで何も決まらない・・、何も事が進まない・・というジレンマに陥る事である。
“だったらどうするのか・・”と言えば、答えは一つ。 投票する政党や候補がないのだから『棄権』するのが最もいいと思うのである。
そして『棄権』という権利を行使した上で、この『棄権』が票として活きる選挙方法を考えて採用すべき・・と私は思うのである。
その方法を例によって2時間程で考えたので御披露するとしよう。
それは、投票率により任期・議員報酬をスライドさせる仕組みの導入である。 国会議員ならば、国政選挙実施における全国投票率を問うのが妥当だろう。
これで、かなりの議員歳費の削減は可能であろう。 また、棄権票の大小が政権運営に大いに関わってくるのである。
- 投票率75％以上で、現状の任期（衆議院4年、参議院6年）の維持と、議員報酬・政党助成金も現状維持。
- 投票率65〜75％で、任期は衆議院3年、参議院4年とし、議員報酬と政党助成金はそれぞれ20％カット。
- 投票率55〜65％で、任期は衆議院2年、参議院3年とし、議員報酬と政党助成金はそれぞれ40％カット。
- 投票率55％以下は、任期は衆議院2年、参議院3年とし、議員報酬と政党助成金はそれぞれ60％カット。 その上で、1年後に現職議員の信任投票又は解散を行い、信任投票の場合は信任が過半数に満たない場合は失職、議員の補充は行なわないものとする。 なお、信任投票の場合は、一切の選挙活動は禁止とし、業績を記載した公報を全戸に配布するのみとする。 信任投票に限り、棄権票はカウントしない方式とする。
要するに、投票率を上げたければ、それなりの施策を提示して忠実に実行せよ・・という事である。
でも、これは私の希望的観測であって、議員共の“しがらみ”を考えると、実現は不可能であろう。
だから、運営統治能力なき政党の台頭という、現状で最悪のシナリオを防ぐべく『棄権』をするのである。
要は、『キケン（危険）』を防ぐべく、『キケン（棄権）』するって事ですね・・。←最後は決まり文句の“さむい”ギャグ（虐）。
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平成19年 6月 5日 『科学』という言葉を悪用する奴ら・・
『犬連れ登山』をするクズ共は、よく「科学的云々・・」という言葉を使う。 しかし、このクズ共が、本当は科学の“か”の字も知らないお粗末な頭の輩の集まりなのは、これまでの事で証明できていると思う。 たぶんであるが、例えハリボテであったとしても『科学』という言葉を出せば、相手方が沈黙する・・と決め込んでいるのだろう。 そして、その目論み通り相手方が沈黙すれば、「禁止に科学的根拠はない」と言い張って、クズたる行為をやり続けるのである。 いわば、言葉の悪用そのものである。
「科学云々・・」と言うならば、まず言いだしっぺがその事柄について“自らの説が科学的な法則に則っている事”を証明しなければならないのだ。 ここで取り上げている「『犬連れ登山』が自然に影響を及ぼすか否か？」という事に関して言うならば、自らの主張に沿った科学的な証明に必要不可欠な『的確たる根拠』を提示すべきで、これがキチンと揃ろって始めて結論たる主張を導き出す事ができるのである。
あり丁寧にいうと、「『犬連れ登山』が自然に及ぼす影響は、目くじらを立てて問題視する程のものではない」と主張するなら、「『犬連れ登山』によって自然保護地域に連れ込まれた犬が自然に影響を及ぼす事は有り得ない・・」という事を論拠をもって証明しなければならないのだ。 そしてそれができないのなら、「自然に影響がある事が疑わしいのは明白なので手を出すべからず・・」という結論に行き着くのだ。
私は、「『犬連れ登山』は自然生態系に悪影響を及ぼすので絶対に禁止である」という事を主張してきた。
そして、クズ共が「科学的云々」というなら、『科学的』に証明（まぁ、今までも散々やって来たと思うが・・）して反論ができないようにしよう・・と思う。 そこで、取り敢えず『科学』という言葉を辞書で調べてみた。 そこには、「一定の決まった目的・方法・原理によって、いろいろな知識を集め整理し、体系的に統一する学問」と記してあった。
科学的に物事を証明しようとするなら、『一定の定まった目的』を定め、それを証明する『手法論』を述べ、その手法によって定めた答えが正しいものだ・・という事を確定させる為、成し得た結果やこれまでの『結果』を踏まえて普遍の法則などの『知識』を当てはめ、矛盾を排除するという『原理的な証明』の作業をする事が必要となるのである。
その上で、統一した答えを導き出すのである。
それでは、この定義に基づいて論じてみよう。 まず、『一定の定まった目的』とは、「『犬連れ登山』が自然に対し影響があるか否か・・という事を結論着ける」事である。 次に、『手法論』は、『犬連れ登山』が自然に対し影響がある・・、又はその否定論のあらゆる可能性を挙げて、消去法によって唯一の答えを導き出す手法を取ろう。 そして、この『手法論』によって導き出された答えが、「普遍の法則に合致して矛盾を伴う事がないか・・」、「過去に起こった結果に則しているか・・」を検証し確定していこうという事である。
このように書いたが、ほんとは“しなくてもいい事”とハッキリと解るほどにバカバカしい事なのである。
しかし、クズ共が「科学的な証明は？」とがなるのでこれを実行しよう。 裏を返せば、“科学的に”決定的に証明さえすれば、クズ共の拠り所である『科学』という逃げ道を塞ぐ事ができるのである。
まずは、『野生動物への感染症の問題』であるが、全ての感染症に関して記すと取りとめがなくなるので、取り敢えず《ディステンパー》と《疥癬》に絞ろうと思う。 まずは、今挙げた感染症が、《犬連れ登山の犬》から《野生動物》への感染が起こりうるか否か・・という事ついて論じよう。
《ディステンパー》にしろ、《疥癬》にしろ、動物間で感染する事は確定的な事実である。
証拠として、犬同士、犬からタヌキ、犬からハクビシン、犬からフェレットなど、幾多に渡る感染例があるのである。
即ち、《犬》から《野生動物》への感染も当然起こりえるのである。 逆に、《人間》から《野生動物》への《ディステンパー》や《疥癬》の感染は事例が全くなく、直接的な接触の経緯が乏しく、生物生態学的に（ディステンパーが）感染しない・・という事が学術論文などで発表されている以上、《人間》が原因という可能性は否定されるのである。
補足として、《疥癬》は接触感染でのみ発症する病気である事も学術的に証明されている。
即ち、《疥癬》などの寄生虫による皮膚病は、傷口からの感染ではなく全て原因となるダニを持つ個体との接触によって成り立つ・・という事である。 詳しく述べれば、原因となるダニを持つ個体と接触して、（ダニが）被感染動物の体表に乗り移らねば発症しない・・という事である。
またこのダニは、「（山岳地域のような低温の環境では）ある一つの状態を除いて体表に取り着かないと生存が適わない事」も学術で発表されている。 その“ある一つ”とは、「体毛に付着する事でのみ、24時間程度の生存が可能」という事だ。 従って、ペット犬の残した体毛の付着による感染も、原因として大いに考えられる事なのである。
更に付け加えれば、人間にダニの潜伏・残留が可能な程の体毛がないのは見れば解る事で、これで直接的な個体接触以外に、人間が《疥癬》の媒体とは成り得ない事も科学的に証明できた訳である。
後付けで更に調べた結果、身体が体毛に覆われた動物のみに感染する疥癬も存在する事が判明している。
即ち、身体が体毛で覆われていない人間には寄生せず、犬を始めとした体毛で覆われた動物のみに寄生するダニが存在する・・って事である。 もちろん、雷鳥を始めとした鳥類も体毛（羽毛）で覆われているので、このダニの寄生による感染の可能性も指摘されている。
人間・犬共々に疥癬症を発生させる『ビゼンダニ』は、人間と犬を始めとする動物との宿主体質の違いから、人間と他の動物間相互での常時の寄生はない（つまり、寄生せずに死滅するって事）と学術で発表されている。
また、『アカラス』を引き起こす『ニキビダニ』は体毛や毛根を寄生先とするので、先程も述べたように体毛に宿る事で山岳という厳しい条件でも24時間程度の生存が可能・・と学術的に発表されているのである。
これで、疥癬に対して人間が関与する可能性は、ほぼゼロと言っていいだろう。
だが、通常の疥癬であるビゼンダニにせよ、『アカラス』という体毛を介してのダニ（ニキビダニ）にせよ、直接接触が感染の主原因である事は明らかである。 なぜなら、ダニは種類を問わず体表を離れると生存は不可で、すぐに死滅するとの事だからである。 山岳という厳しい環境で24時間とはいえダニが生存する・・としたなら、保温の役目を果たすもの・・、即ち糞などの栄養素と体毛が必要なのである。 ここで、エリア外から侵入した動物で体毛と糞を同時に残留・放置できる存在は、「つれて来られたペット犬」以外に有り得ない事も証明できる。
個体接触の可能性を比較しても、人間に「野生動物と接触する」といった事例や習性はなく、逆にペット犬の野生動物への接触事例は雷鳥を追い掛け回したり、ヒナを咥え歩く姿などの目撃証言が数多くある事から、人間が感染の媒介となる可能性は否定されて、犬は感染源となる全ての要件に当てはまる・・という事も同時に証明された訳である。
前述の如く、「これらの感染症が《犬》から《野生動物》に感染する事がある・・」と証明できた。
次は、『感染経路』を確定させよう。 「立山の雷鳥の皮膚病は、《犬連れ登山の犬》が原因と確定できる訳ではない・・」とほざくクズの為に、『感染経路』の可能性として考えられる《犬連れ登山の犬》、《カラスなどの肉食系の野鳥》、《野生動物同士》、《野犬》、《麓の街に下ってきた野生動物》の全てを挙げるとしよう。 それでは、これらから統一した答えを導き出す為に『消去法』を用いようと思う。
まずは、《立山の雷鳥》が犯された皮膚病は、「下界の疥癬と思しき症状」だったという。 そして、「今までにこのような症状を発した雷鳥は、ただの1羽とて確認できなかった・・」とある。 即ち、問題が発生するまでは、そのような病原菌は立山の雷鳥の行動範囲上に存在していなかった・・という事になる。 これで、病原菌の最初の所在場所は「下界である」と確定できた訳である。 となると、消去法に乗っ取って、自然界に生息し下界と関連のない《野生動物同士》が消えるのである。
次に、『下界から病原菌を持ち運ぶ事ができる存在』に焦点を当てよう。 まず、《カラスなどの肉食系の野鳥》であるが、雷鳥の棲む立山は病原菌の潜む下界から標高差にして2000ｍ以上離れている。 下界に存在する菌に感染して、無症状のまま（症状が現れると飛び立つ所ではないしね・・）標高差2000ｍを飛来して雷鳥に感染させるカラス・・。 考えただけでも、笑いが込み上げてくる。 こんな事ができるカラスは、スゴイ“仕事師”ですな。 ハッキリいいましょう。 矛盾に満ちていますね。
故に、これも可能性として消去できるだろう。
次の候補は《野犬》であるが、野犬の生息できる範囲は「病原菌の潜む街中」である。 街中は餌も豊富で、野犬として生きていく上での縄張りもあろう。 雷鳥を捕食する為にそれらを捨てて、標高差2000ｍを駆け上がり病原菌を持ち込む・・。
そして、雷鳥の捕食と“菌の荷下ろし”が済んだなら、またイソイソと標高差2000ｍを駆け下って自らの縄張りへ・・。
または、雷鳥の捕食が上手くいくので、居座り続ける野犬・・。 これも、腹がよじれる程に笑える論拠である。
故に、これも消去できる。
そして、《麓の街に下ってきた野生動物》だが、これを地でいくと果てしなく笑えるのである。 これを書き記すと、「標高差2000ｍを駆け下って、下界の保菌した動物と戯れ病気を貰って、立山の自らの巣に戻り着くまでは発病せずに標高差2000ｍを歩いて駆け登る“飛べない鳥”雷鳥」って事になるねぇ。 すんごい鳥だったんですね、雷鳥って鳥は・・。
まぁ、こんな事はありえないので、これも消去。
最後に《犬連れ登山で連れてこられた犬》を見てみよう。 まず、病原菌が存在する下界に棲んでいますね。
個体によっては《ディステンパー》だの《疥癬》のダニだのと、身体一杯に保菌していますね・・。
標高差2000ｍ。 人間のクズに連れられて、登山バスやケーブルで楽チンに雷鳥の潜む室堂へアプローチできますな・・。
そして、先程に証明した『犬から野生動物への感染』は、大いにありえますね。 さぁ、菌を持ち込んだのはどれでしょう？
そしてトドメに、『犬連れ登山』が横行する前はこのような事は一切起きなかった・・って事実がありますね。
裏を返せば、『犬連れ登山』が横行しだしてからこのような問題が“立て続け”に発生しましたね。
《立山の雷鳥》然り、《上高地のノウサギ》然り、《裏磐梯のタヌキ》然り、《丹沢のハクビシン》しかり・・。
これ、全て実際に起こった『結果』です。 そして、野生動物の潜むエリアを徘徊するノーリードのペット犬やお花畑を踏み荒らすペット犬、雷鳥のヒナを咥えたペット犬・・、全て目撃されていますね。 これも全て『目撃』という事実に即した事なのですね。
さぁ、『科学的な証明』という始めの定義に戻りましょう。 『一定の定まった目的』の「『犬連れ登山』が自然に対し影響があるか否か・・」という事に対して、消去法によって唯一の答えを導き出す手法を採用した結果、『犬連れ登山』でつれて来られた犬以外は、全て矛盾に満ちている・・という結果が出ましたね。 そして、《犬連れ登山でつれて来られた犬》に否定要素となる矛盾点は皆無でしたね。 全てに当てはまります。
最後に、過去に起こった結果に則しているか・・という事にも合致しますね。 ハイ・・、辞書でも示された『科学的手法』で、《犬連れ登山の犬》が感染症関連に関して完全に関連がある・・という事が証明された訳です。
《立山の雷鳥》に限らず、全ての被害においても数値は違えど全て当てはまります。 従って、「『犬連れ登山』が自然環境に対して害を与える事は有り得ない・・」というクズ共の主張は、科学的に否定された訳です。
つまり、「『犬連れ登山』で犬を自然界へ連れて行く・・」という行為は、「感染症という問題に関して自然環境に害を与える行為である・・」という事が確定しました。 これだけ挙げても、なおかつ「『犬連れ登山』が野生動物に対し感染症を引き起こす科学的な因果関係がない・・」とするなら、それはもう『科学的証明法』の否定であり、ただ単に『科学』という言葉を自らの都合の良いように悪用しているに過ぎないのである。 『科学的な証明』とは、原理法則に対し矛盾を発生しない答えを導き出す事を言うのであるから・・。
次に、ストレス関係おば・・。 『科学的な証明』という定義に則って、「犬連れ登山でつれられた犬は、野生動物にストレスを与える存在なのか・・」という事を検証してみよう。 もちろん、ストレスを与える存在ならば、自然環境に害がある・・って証明にもなる。
『手法論』としては、動物実験の結果を例に出す事にしよう。 動物実験などで、モルモットやハムスターが“ストレスの受け手”としてよく充てがわれるが、ここはハムスターを例に・・。 ハムスターは臆病な小動物で、犬に吠えられたり威嚇されたりすると、ストレスから動きが鈍くなりやがて死に至る・・という事が明らかになっている。 動物の研究機関による実験を伴った結果からの事なので、『科学的根拠』と言えるだろう。
また、「ストレスを受けた動物は生殖行動が鈍り、個体数が減少していく・・」という事は《天然記念物のトキ》で証明済みだろう。 ちょっとした物音でもストレスを受けて卵の孵化を放棄したり、無精卵を排出したりするのだから・・。
これも、結果に則した根拠である。 これらを踏まえて、「実際の野生小動物もハムスターと同じく犬の気配によりストレスを受けるのか否か・・」という事を論じればいいのである。 これは、現地調査結果を示すだけで証明に足ると思う。
それは、福島県の裏磐梯の五色沼での調査結果を元にすればいい。
調査によると、『犬連れ登山が横行する以前』の1994年は、調査2時間当たりの平均値で《連れ込まれた犬の数》がゼロに対し、探勝路で確認できた《テン・イタチ・タヌキなどの小動物の糞場の数》が合計で10あったとの事。
だが、2004年の調査では、同じく2時間の調査の平均値で、《連れ込まれた犬の数》が7に対して、《テン・イタチ・タヌキなどの小動物の糞場の数》はゼロとなっていた。 即ち、1/100以上の頻度で野生動物の出没形跡が減少した訳である。
2004年の五色沼探勝路の実情を見ると、至る所で連れ込まれた犬のマーキングや糞の放置があり、マーキングとは縄張り主張の行為であることから、「犬による野生動物に対しての威嚇行為がある」と証明される訳である。
それによってストレスを受けた野生動物が忌避し寄りつかなくなった・・、又はストレスにより生殖能力が減少して個体数が激減した・・という2つが考えられるのである。 なお、1994年と2004年を比較すると、来訪する観光客の数・・、即ち人間の数は横並びか又は微減の状態で、人間による影響は考慮しなくても良い・・という事も結果から証明できる。
これによって、「犬が野生動物にとってストレスを与える存在である・・」というのも証明できた訳である。他にもあるが、もうダルイのでこれ位にしておこう。 でも、辞書に則って『科学的』に「犬連れ登山は自然生態系に悪害を及ぼす行為である」というのを証明した訳だ。
人間のクズ共は確か、「犬連れ登山を禁じるのならば、これが自然環境に害があるという事を科学的に証明せよ」と言っていたな・・。 即ち、『科学的』に証明したので禁止は正当化される訳であり、当然遵守されるべき事となるのだ。
そちらの言い分の通りに『科学的な証明』をした上で「なお承服できない・・」とあれば、こちらも同じく「自然に害のある害獣は駆除する」という個人的感情に則り、不埒なるクズが連れて来た犬を見つけ次第、自然環境に対する脅威として排除処分する事も“許される”訳だぁな・・。
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平成19年 5月23日 生態系が破壊される・・という事
このＧＷの連休に栃木県の皇海・庚申山へ登山に行ってきたのだが、出かける前から頭に過っていた不安が的中したのである。 やはりいたのである。 自分の快楽を満たす事だけで、環境やそこに育まれる命の事など何とも思わない『人間のクズ』共が・・。
『人間のクズ』は多くなりつつある・・とは聞いていたが、まさか目にするハメになろうとは・・。
“なぜ不安が過ったのかというと”、私はこの山行でキツめのルートである《庚申山の岩稜ルート》に挑んだのであるが、その“キツめ”と言われるルートも、基点となる《庚申山荘》までは遊歩道として整備されているのである。 そして、その手前の《庚申七滝》までは、車の通行は制限されているが車も通行可能な林道となっており、この滝付近までは犬連れで歩く『人間のクズ』が横行している・・と予想されたからである。 この事から山小屋の《庚申山荘》がある所までは、人間の尊厳を捨てたクズ共が徘徊している可能性がある・・と思ったからである。
現に、舗装された林道の入口付近で、コンクリート斜面に掘られた溝を伝って流れ落ちる沢水で犬の身体を洗っているクズがいた。 思わず、アタマを指さしてクルクル回すのを見せつけながら（オマエ達はクルクルパーだ・・という意味）通り去った。
もはや、注意する気にもなれなかったのである。 もし、それが飲み水に供する水場だったとしたなら、その犬を叩きのめしていたかもしれない（少なくとも、暴れていたかも・・）。
まぁ、滝から山荘にかけては、私が訪れた時には幸いにも醜さ極まる『人間のクズ』はいなかったけど・・。
そして、これ以奥は人間でさえも行き来が億劫になるほどの難路となり、『クズたる行為』との指摘云々以前にこれが不可能と思えるので、さすがに皇海山へ向けての岩稜ルート（鋸山ルート）と沢ルート（六林班峠ルート）にはいなかった。
だが、最悪の“目にしたくない光景”は、鋸山の山頂にあった。 それは皇海山の登頂ルートのメインが、かつての《庚申山荘》から《六林班峠》を経る長大ルートから、群馬県の沼田側にある《栗原川林道》からの所要時間3時間足らずの短絡ルートに変わって、何ら苦もなく登頂できるようになってしまったからである。
この難なく入れる安易なルートから、自らの欲望の為だけに生態系を破壊するクズ共がこぞってやってくるのである。
そして、今回の事・・。 私が鎖場連なる岩コースを経て鋸山へ到達した時、首輪をつけた一匹の犬が山頂で吠えていたのである。 そして、紐で結ばれる事なく山頂を徘徊していたのである。 その時2人ほど登頂者がいたが、この方々はいずれも『人間のクズ』ではなく、どうやらこの『人間のクズ』は登頂に際して邪魔な犬を括りつける事もせずに、ここに野放しにして皇海山の登頂に向かった様である。
私は思わす言った。 「こんな所に犬を連れてくるなんて、人間としてどうかしているよ・・」と。 そして、「こんな鎖場で犬が上から落ちてきて、登ろうとする他の登山者が転落でもしたらどうするんだ・・」と続けた。 周りの方々も、犬に罪はない・・としながらも、つなげもせずに放っておくなど飼い主は人としての良識が問われるな・・と認識して頂いているようで、私の主張に頷いていた。
鋸山から皇海山までは、鎖場のある急峻な地形である。 恐らくであるが、鋸山と皇海山の両方を踏破すべく鞍部から犬を連れて鋸山に登ったものの、下りは手間取る為に“後回し”にして自らだけ皇海山へ向かったものと思われる。
前述の通り、鞍部から鋸山へは簡単ながらも鎖場があり、人間でさえ両手・両足を使ってのホールド重視の通行を余儀なくされるのである。 そんな地形に四足の犬が対応できる訳がなく、周囲の手助けがなければ頂上から下ろせないのである。
その時にすれ違う他の登山者がいたとしたら、バカみたいに転落の危険度が跳ね上がるのである。
事故が起きたなら、“必然の故意により事故を仕向けた張本人”という謗りは免れないのである。 私はこのクズたる犯罪行為をよく『飲酒運転』に例えるが、このクズたる行為はともすれば人の命を奪うかもしれず、それを解っていながらこの行為をする・・という事は、人を殺してしまう結果が予想されようが自らの欲求を満たしたい・・とする犯罪の意思に満ちた『重犯罪人』以外の何者でもないのである。 ただ、『飲酒運転』と同じように、全てが事故を起すとは限らない・・というただそれだけなのである。
犬が落ちてきたり、犬を下ろす事でヤッキとなって注意力が散漫になったこのクズが石を落っことしたり、あるいはこのクズ自身が滑り落ちたり・・。 逆に登ってくる登山者が、恐怖のあまり半狂乱となった犬の吠え声などに驚いて足を滑らしたり・・と。
もし、このような事故が起こったなら・・、被害者となった方やその家族は絶対にこのクズ共を許さないだろう。
もし、私が関係者となったなら、たぶんこのクズ共をブチ殺しにいくだろう。 又は、自殺に追い込むまで賠償を請求し続けるだろう。 言葉は悪いが、それ程に憤慨して余りある行為なのである。 まぁ、飲酒運転事故で被害にあった方々と思いは同じだと思うのだが・・。逆に、このクズ共が落っこちたとしても、『自業自得』として助けずに無視していく事だろう。
クズ共に関しては、他の生命を何とも思わないその行為で周囲に悪害を及ぼしたのだから、当然事が起こればその命を持って償うべきだ・・と思うからである。 もちろん、一般の登山者がこのクズ共の仕向けた事故に巻き込まれたなら、この方の救助の為に最大限の努力はするよ・・。 当然だし・・。
鋸山に放置された犬は、不安げに遠吠えをしたり、必要以上に人に擦り寄ったりする。 心なしか、震えてもいるようだ。
見知らぬ環境で、四方を崖に囲まれた僅かなスペースに放り出されたのである。 私は犬は嫌いで下界で飼われている犬も街を汚す害獣とさえ思っているが、これを見ると少々哀れにも感じる。 それ以上に、この犬にこんな辛い思いをさせるこのクズ共に天罰が下るべきだ・・と心底思う。
私自身は、難路の岩コースでタイムオーバーとなった事と転んで足を軽く挫いた事から、一度登頂した事がある皇海山を断念して《六林班峠》から山荘へと下山に向かう事にした。 「この飼い主は人間のクズだな・・」という言葉を残して・・。
まぁ、足も痛かったし、挫いた足で下りにかかる時間を考えたら、こんなクズの所業に関わっているヒマもないし・・。
でも、降りれなくなってヘリでも呼んでなければいいけど・・（助ける必要はさらさらないが・・）。
嫌なものを見た嫌悪感を語ってしまった事でお題の“生態系”とかなり話が反れたが、ここからはこの事に関して語ろうと思う。
それは、山に登るべく原向駅から登山の基点となる庚申山荘へ向けて歩いていた時の事だが、タクシーの運ちゃんと思しきオッちゃんが「登山かね？。 どこに登るんだ？」と話しかけてきた。 そして、このオッちゃんは猟師も生業としているらしく、「このごろの山はオカシイんだよな・・」と呟いた。 私はこれに興味を抱いて、オッちゃんに話を催促した。
オッちゃんは、「カモシカがどんどん死んでいってる。 もう、何十頭と死体が転がっとるわ・・」という。
そして、“誰かが毒でも撒いたんか・・とワシは思うんだが・・”と、突拍子もない『原因』を述べて溜め息をつく。
さすがに、天然記念物のカモシカに対して「誰かが毒を撒く・・」というのはかなり無理な理由と感じたので、思わず「もしかしたら、登山者が連れてくる犬の糞や病原菌が原因になってるんじゃないですか？」と言ってみた。
するとオッちゃんは、「あぁ・・、それも有るな。 ペットの糞は変な塩分が混じってるからな・・。 猟犬は山で糞尿を垂らさぬように躾けているが、都会の飼い犬はなってないからな・・。 それに、糞とか小便は放ったらかしだしな・・。 兄ちゃんの言う通りだ・・。 沼田からの登山道が出来て、安易に連れ込む人間が出てからシカが減ったしな・・」という。
そして、「もし、ペット犬からの病気が原因じゃ、獲物を取れなくなるな・・。 変な病気がついてるシカは獲ってもサバけないしな・・」と続けた。
まぁ、このオッちゃんとの会話はこれで終わったのであるが、天然記念物のカモシカの個体数が現実的に減っていて、その原因が“もしかしたら犬連れ登山による災いかも知れない・・”という事が浮上してきたのである。
まだ断定はできず『可能性がある』というの段階なのだが、少なくとも“誰かが故意に毒をバラ撒いた・・”よりはかなり疑いが濃いのである。 それは、安易な登山ルートの《沼田ルート》が開かれてから発生した問題であるし、また『犬連れ登山』が目立ち始めてから生じた問題でもあるからだ。
岩稜コースに挑んだ際に足首を捻ったせいもあって、これに続いて男体山を登る予定を断念して帰路に着く事にしたのだが、捻挫した足で往路のように全部の荷物を担いで12.5ｋｍを歩き通すのはさすがに躊躇ったので、車が通れる銀山平の国民宿舎前からタクシーを呼ぶ事にした。 ついでに、ここでひと風呂浴びて、捻挫した足をマッサージするのもいいかな・・と。
・・で、風呂のひと通りを終えてタクシーを呼び原向駅まで乗っていくのだが、そのタクシーの運ちゃんも猟師だそうで、カモシカが減った理由を詳しく教えてくれた。 それは、「ニホンジカが増えたから・・」という事が第一原因だそうである。
こう書くと、クズ共から「ホラ、見ろ！ 犬が原因でないのにホラを吹くな！」と高笑いが聞えてきそうだが、続きはあるのである。
「ニホンジカとカモシカは食うものは同じで、身体の大きさや力の強さを比べればニホンジカに分があるからね・・。 餌がなくなっていった事で、動きが鈍く力のないカモシカが淘汰されていっているからだ・・」と言う。 そして、「餌がなくなっていった原因は、どこぞから持ち込まれた（外部からの）糞尿で土壌がワヤになって、シカの餌となる草や芽が枯れて（育たなくなった）しまった事にあるなあ・・。 シカの糞尿だけなら、そんな事（草木が枯れる事）は有り得ないし・・」と言っていた。
私が「最近増えた『犬連れ登山』の犬からの影響からなのでは？」と尋ねると、「餌のなくなったカモシカが消化不良気味の犬の糞や、バラ撒かれた犬の餌を食らい、それにあた（中毒）っておっ死んじまう事もあるなぁ・・」と答えてくれた。
続けて、「野生の生き物は、街の加工モノを食うと腹を下して死んじまうんだわ・・」と溜め息ともつかぬ口調で語ってくれた。
これらは、クズ共が言うように“ただの憶測”でしかない。 だが、地元のカモシカを知り尽くしてる猟師がいうのだから、それなりに説得力があるのである。
最後にこの運ちゃんが、「だから今は、カモシカを護る為に、県からニホンシカ駆除の依頼が出ているんですわ・・」と言う。
なぜなら、このまま放置すればこの地域からカモシカがいなくなってしまう危険性が高いから・・という事である。
「でも、今年は雪が少ないから俊敏で、なかなか仕留められないなぁ。 それに、雪が少ないと餌となる草の芽も育たんから、余計にこのような事が起こる・・」とも。 もちろん、雪が少ないと土壌の復元効果も低く、糞の塩分はそのまま土壌に浸透してしまい“土壌が腐る”のは言うまでもない。
このカモシカの個体数減少の原因は、直接的には『外来種の増加による、在来種の淘汰』という事である。
当てはめるなら、肉食淘汰ではないにしても『ブラックバス』や『マングース』と同じ性質の問題である。
最も適した例で言うと、ペットとして飼われていた外来種の『アライグマ』が野生化し、それが野生在来種への脅威となっている問題に近いだろう。
だが、“在来種が減少・消滅していく・・”という、その土地固有の『生態系』を破壊しそれを助長する原因に、『犬連れ登山』が大いに関わっている事が指摘され始めているのである。 それを何ら考慮せず、非を認めようともせず、言い訳と責任転嫁に明け暮れてまでも、人間のクズたる行為『犬連れ登山』を続けようとするこの人間失格者共は“いったい何なのだ？”と問いたくなる。 最初のオッちゃんが言った「誰かが毒をバラ撒いた・・」という答えを聞いて「そんなバカな・・」と思ったが、よくよく考えるとその通り・・、このクズ共が“毒をバラ撒く奴ら”そのものだったのである。
『生態系が破壊される事』・・。 そして、このクズたる行為をする自らが、『その破壊の当事者』という取り返しの着かぬ犯罪者となっているのである。 こんな人間の尊厳のかけらのないマネをして開き直れるのだから、いざ責任を追及される事になっても、最後の最後まで屁理屈と責任転嫁という醜態を晒すのだろうな・・。 まぁ、これも、『加害者』の立場に踏ん反り返っているからこそできる事なのである。 だが、“淘汰される立場”という『被害者』として考える事ができたなら、答えは明白なのである。
ちょっとマンガチックな例であるが、もし地球外生物で人間より少し能力の優れた“エイリアン”が侵攻してきたとしよう。
そうなれば、私は・・というか人類の全てが、武器を取ってこの外来生物と戦うだろう。 当然である。
戦わなければ・・、そしてこの戦いに敗れたなら、我々人類は侵攻してきた“エイリアン”に征服・淘汰される以外にないからである。 それと同じなのである。
“生態系が狂い破壊される”という事は、“その場所でしか生存が適わぬ力のない在来種が、外からやってきた力のある生物によって淘汰される・・”という取り返しの着かぬ程の重大事なのだ。 そしてそれを放置していくと、いずれは人類に“淘汰される番”が回ってくるのである。 その時の敵は外的侵攻生物の“エイリアン”ではなく、自然環境を破壊し尽くした後にやってくる“生存に適しない環境”という見えない『敵』となるであろうが・・。 クズなる行為を続け、手招きするが如く“人類が淘汰されるその瞬間”を呼び寄せるこのクズ共は、人類と地球の全ての生命の為に糾弾・駆除するのが望ましい・・と、私は強く思うのである。
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平成19年 5月19日 『特待生制度』という不正の実情
「『特待生制度』がなぜ不正なのか？」について、実例を挙げてみようと思う。 それは、私の勤め先に同じ歳位の私学の野球部出身の方がいて、その方に『特待生』のあらましを聞いてみた事からである。 その方の通った私学の学校は、最近始めて甲子園に出て一回戦負けをした学校との事である。 もちろん、その方は一般の生徒さんである。
彼いわく、「『特待生』は、“ほとんど”どころか全てが有名少年野球や有名中学からのスカウトで、他府県出身のものがほとんどだ・・」という事である。 「そいつらは、『特進科』というクラスに所属していたな・・」と笑っていた。
そして、「他府県からスカウトでくるような奴が、経済的に困窮している訳ないだろ。 全て、“ボン”ばかりだよ・・。 自分らが高校時代だったバブル期は、『特待生』が部員の1/3を占めていたな・・」と言っている。
肝心の“お金”の事についてだが、「学費はおろか、野球部の活動費も全てタダだよ・・」と答えてくれた。
また学費の事となると、「年間140万円払ってたな・・」と答えてくれた。 それに続いて、「公立だったら、学費は年間10万位だよな・・。 私学だから、公立の3〜4倍高いのは納得いくけど、高すぎるよ。 140万の内の100万は、特待生を迎え入れる為の“広告宣伝費”だなぁ・・」と苦笑いしていた。 聞く所によると卒業した今も、『ＯＢ基金』とか何かの名目で毎年10万円位の積立金の徴収があるそうだ。
同じく、「それほど金を使っても、甲子園は出れないんだよな・・。 全くの無駄金だ・・」と溜め息ともつかぬ口調で語る。
そして、「特待生はその地位に甘えて態度がでかいし、勉強はしないし、何の努力もしないし・・、そんなのでも裏口で進学してたよ。 何たって、そいつを引っ張ってきたスカウトの顔をつなげる為だもの・・。 偏差値36のバカが、甲子園にも出ていないのにタダで大学いけるんだからね・・」といって呆れていた。
その野球部の内部事情だが、「確かに一回借りたらウン十万円という球場で練習したりもしたよ・・。 但し『特待生』がほとんどを締める一軍ね・・」、そして、「一般生徒がほとんどをしめる二軍とは年1〜2回の交流試合が組まれて、その試合にＰＬ学園から招へいした監督（中村さんの前の人らしいです）が見にくるから、その交流試合が一般生唯一のアピールの場だった・・」そうである。
「1年2年の時は、その一筋の希望を見て頑張れたかな・・」と笑っていた。
でも、監督の目に止まらなかったら、金を払っている奴がまともな施設で練習もできない・・。
そんなのだから、この方もやる気をなくして最後の方はバイトに明け暮れていたようである。 それを聞いて私は思った。
地位に甘えて結果を残せぬ奴に施しをする必要はない・・と。
甲子園に出て学校の名声を高めるなどしてくれたらコイツ（特待生）を援助する気にもなるが、地位を利用してふん反り返る奴を見て・・、こんな不公平を目の当たりにして・・、誰がコイツを援助しようと思うのかって事。
続いて、この方は「毎年4〜5人、学費が払えなくて自主退学している奴いたよ・・」とも言っている。
つまり、特待生を持ち上げる為の犠牲者が、この学校では毎年4〜5人出ていた訳である。
まぁ、地位に甘えて踏ん反り返り努力もせぬ者が結果を残せるはずもなく、それは野球界全体の隆盛に対して全くの逆効果であるのだ。 だが、結果を残した者のみ援助をする・・という方式なら、死にもの狂いで努力するだろう。 学業の『育英会奨学金制度』のように、結果を求められるなら支払う人間も納得できるし、社会に出たら当然このようになる訳である。
だから、結果の出なかった奴は、出世払いでいいから金を払わせるべきなのだ。
だから、このような不公平極まる悪しき制度の『特待生制度』はキッパリと廃止すべきなのである。
法律に明文として問われてないからこれは単なる『リベート』に該当し、罪には当たらない・・という奴もいるが、“スカウトの面子”などといった賄賂性を伴う犯罪行為なのだ。
なぜなら、一般の生徒の親・家族は何の為に高い金を支払ったのだろうか？と考えると一発で答えが出るからだ・・。
一般生徒の家庭が金を支払ったのは、『特待生』という能力のある者を埋もれさせない為？ それとも、スポーツ振興の為？
そんな訳ないだろう。 もちろん、自分の息子の為に・・である。 自分の息子が不自由なく学園生活を送れるように・・と出した金である。
そのお金を、『特待生』という赤の他人の立身の為に使う・・。 もちろん、支払った一般生徒の家族の承諾なく・・である。
これは、遠まわしに言えば『詐欺』と『横領』である。 “100万を越える金額を要求して、それに見合う対価を提供しない・・”というのは、『詐欺』の要件に当てはまるのだ。 その騙し文句が、『入学金』やら『学費』・『部活動費』なのである。
しかし支払った者は、自分の息子に対する入学金や学費・部活動費として支払ったのであって、赤の他人である『特待生』を養う為に支払ったのではないのである。
これがれっきとした『詐欺』である事を証明しよう。 例えばである。 《スカイラインＧＴ-Ｒ》という車が欲しくて500万円支払ったとしよう。 だが、戻ってきたのは《カローラ》であったらどうだろう。 《スカイラインＧＴ-Ｒ》も《カローラ》も『車』で目的通り動くのである。
だが、性能・価値が違うのである。
これと同じで、金を支払った一般生徒は“勉強と部活動の参加”という最低限だけを対価として与えられたに過ぎず、金額に見合う対価を得ている・・とは言えないのである。 『特待生』を養う為に、学校が“入学金”や“学費”と偽って一般生徒から金をせしめる・・。 これは、『詐欺』そのものであり、その『詐欺行為』で得た金で利益供与を受ける『特待生』は『横領』そのものなのである。
また、「過去から続いている事だから、今更問うのはおかしい」というが、昔と今では事情が全く違うのである。
それを考慮せずに言っているのが見え見えだから、更に呆れ果てるのである。 昔は“通った”かもしれないが、今は“ＮＧ”なのである。 なぜ、時を経てこのように正反対に違ってきたのか？ なぜなら、昔は皆それなりにお金を持っていたのである。
その理由はモノがそれほど豊富ではなく、“浪費”という概念がなかったからである。 車を数年で買い換える事もなかっただろうし、高額の“使い捨て”商品もなかったのである。 だから、昔の親世代には金銭的な余裕が多分にあったのだ。
だが、今は違う。 ほんの300ｍも歩けば、コンビニの一軒にぶち当たる世の中だ。 車も次々と魅力的なのが出て、車検毎に・・といっていい頻度で買い替える。 家賃も高騰した。 そして、その大半が“自分のモノではない”賃貸だ・・。
パソコンや携帯といった消耗品にも湯水の如く金を使う。 こんな状態で、金がおいそれと溜まる訳がないのだ。
このように稼いだ金を使ってでしか生活を維持できぬ世代が、今の親世代となってきているのである。
当然、この今世代の“親”でまとまった金を持つものは“極少数”となる訳である。 即ち、支払う側に“余裕”がないのである。
私は不動産の営業をした事があるので、今昔のこの差がハッキリと解る。 賃貸住宅を借りるのに『保証金』という金が必要となるが、15年ほど前のバブル期は100万単位であろうと客は求めに応じて簡単に出したものだ。 だが今は違う。
僅か30万も出せない奴がほとんどなのである。 そして、ほとんどの客が“値切り”、支払いを分割にしてようやく商談が成立するのである。 中には、『保証金0円』でないと首を縦に振らない客もいる。
そんな世の中で、不当な金の流れで、しかも他人の為に多額の金額の出費を強要する『特待生制度』が維持できる訳がないのである。 昔は、騙されたも同然で無駄金を支払った・・としても“今までやってきた事”として流す余裕があったが、今はそんな余裕などない状態なのだ。 なぜなら、世の中全体の生活が『一杯、一杯』だから・・である。
しかし、「法として明文化されてないので罪として問えない・・」というのは、その通りなのである。 法で処罰されない限り、この不公正で不当な金のやり取りは永遠に続く事となるだろう。 だから、こんな悪しき事は処罰の対象にして、不公正を是正し不当な支払いが一般の世帯に及ぶ事を阻止せねばならないのである。 なぜなら、今の世代を昔の世代のような余裕のある生活水準に戻すのは、不可能ではないか？と思われる程に難しいからである。 私が「この『特待生制度』は、法的に処罰すべきである・・」と言ったのは、『今の世代』が置かれた立場を踏まえて「この問題を解決するべく法整備せよ・・」という『提言』なのである。
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平成19年 5月16日 タクシーの『全面禁煙』騒動
5/10付だったか・・、《中日新聞》でタバコ愛好家の編集担当の常務とかいう人間が、「タクシーは鉄道や飛行機などと違い個別空間で、その固定された空間まで制限するのはおかしい」とか、「全面禁煙を言い出したヒトラーになぞらえて、この性急な制限は人権を無視した全体主義につながる・・」という説を出していたらしい。 まぁ、この記事を書いた者が言いたい事は、ただ単に「マナーやルールは守るけど、私的空間であるはずのタクシーの全面禁煙はあんまりじゃないですか？」と言うだけだったのだろう。だが案の定、禁煙推進団体などから鬼のような猛抗議があった・・との事である。 私からしてみれば、ヒットラーを引き合いに出したりするような支離滅裂な文章で“自らの私欲”をそのまま訴えたに過ぎないこの記事は、書いたのが記者とは思えぬお粗末ぶりだし、もはや『禁煙ファシズム』と化している禁煙団体もどっちもどっち・・って気がするのだけれど。 まぁ、その“お粗末な”記事の内容を検討すると、『全体主義』や『個別空間』という屁理屈は“禁止を阻止しようとする者の論理”であって、言わば加害者の立場としての論理である。 だから、もっと下手に出たらいいものを偉そうに書くから叩かれるのだ・・と思ってしまう。まぁ、この言葉を使って許されるのは、吸わない者が「全面禁止はおかしい・・」と主張する時位でしょうかね・・。
“タバコを吸いたい・・”という気持ちを満面に出したものなら、何を書こうと説得力は全くないのである。
一方、嫌煙団体の方も、《複流煙の害》や《タバコの臭い》、《健康に害がある》という『葵の御門』を武器にガナリまくる。
それはもう、私が『犬連れ登山』を糾弾するが如く（笑）。 だが、私が禁止を訴える『犬連れ登山』と『タクシーの禁煙』とは、性質が全く違うのである。それは、『犬連れ登山』の被害は地球全体の環境に対しての問題であり、一度これが犯されると取り返しがつかない事になってしまうからだ。 そして、その被害をモロに受けるのは、その被害に対して何の回避行動も取る事ができない野生動物たちである・・という事であるのだ。 最後にこの禁を犯す人間のクズは、「どんなに被害がある・・」と言おうが自分の欲求の為には一切認めず、人間の尊厳をかなぐり捨てた醜い屁理屈に終始するから・・という事もある。だが、タバコのみの煙や臭いに対しての被害者は人間であり、何らかの回避行動を取る事が可能なのである。
また、確かに《複流煙》などの害悪は他人の生命を大いに脅かすものだが、医療機関に通う事で治療・回復も可能で“取り返しの着かぬ脅威”とまでは言い切れないからである。 そして、最大の救いとしては、タバコのみの全てが『他人の健康に被害を与える加害者たる存在だ』という事を認識している事であろうか・・。・・とはいっても、だからといって「大目に見てよ」との哀願に、二つ返事で応えられる程に甘くはないのである。
なぜなら、やはり他人の命に危害を加える可能性を大いに含んでいるからだ。 だから何を言われようが、反論するのは厳しいだろう。 それを解りきってか、逐一ネチ上げる禁煙推進団体もどうかしてる・・と思えるのである。 なぜなら、愛煙家は少なくなったとはいえ、全成人の40％に及ぶ数がいるからである。 これで揉め事を起すと、数から言っても全面戦争に近い争いになるだろう。
極く一部の人間のクズたる不埒者の行為の『犬連れ登山』とは、全く持って意味が違うのである。言いたい事としては、人間の尊厳を捨てたクズなる行為は別として、あまり加害者的な人間を追いつめると逆に不具合が起きるのではないか・・という懸念である。 そういう意味では、『ファシズム』的な嫌煙主義の押し付けも“なんかな〜”と思うのである。
とはいっても、“加害者の立場にふん反り返るバカ”に対しては、足腰が立たぬ程に徹底的に糾弾したくもなるが・・（笑）。まぁ、私の意見としては、タクシーの車内は『個別空間』であっても、『固有空間』ではない・・という事だ。
次に利用する人間の事を考えると、制限するを得ないだろう。 個人のお抱え運転手つきの車なら、雇い主の権限によって禁煙車にしようが喫煙車にしようが構わないだろう。 もし、運転手が雇い主の要求を渋るなら、運転手を自分の要望に合うべく変えればいいだけである・・というか、始めから自らの要望に合う運転手を雇えばいいだけである。だが、タクシーの乗客は、“いちげんさん”でしかない訳である。 即ち、客としてそのタクシーの運営環境まで文句は言えないのである。 タクシーの運営側としては、少なくなる一方の喫煙者側に立って多数派の嫌煙者に総スカンを食らうよりは、今の流れに乗って『禁煙タクシー』となる方が得策なのであろう。 となると、タクシーの運営者側から「禁煙車です」と言われれば従うしかないし、従えないのなら“乗車しない・・”という回避手段を取る以外に手はないのである。 また、タクシーに乗車する時間はただが20〜30分程度の事だろう。 従って、このタクシー禁煙に関しては、「それ位我慢しろよ・・」とも言えるのである。まぁ、今回はこれ位で終わりにしよう。 あぁ、久々に“ショート・バージョン”だったな・・。 言っときますが、私はタバコは吸わないし、横でタバコを吸われても余り気にならない。 タバコの煙を顔に吹きかけられるようなマネをされない限りね（笑）。
まぁ、周囲の人間は、親も含めて皆吸っているし・・。
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平成19年 5月13日 『特待生制度』という悪
ある掲示板で、今話題となっている特待生制度について論述している者がいた。 しかし、これを見ると一見的を得ているように見えるが、全体の事を全く見ようとしない“樹を見て森を見ず”という諺がヒタ゜ッと当てはまるのである。
この者の論旨の重要部分を取り上げるとこうだ。
裸の王様か？いきなり梯子を外された生徒のことを考えているのかといいたい。 他のスポーツでも行われているのになぜ野球だけがいけないのか？ これからは優秀な選手でも家庭の事情で野球強豪校に入部できなくなる生徒も多数出るかもしれない。
これはプロ野球チームが、一部大学生に渡した希望枠入団のための裏金とは区別しなければならないと思う。
とあった。 それに対し、私は果たして本当にそうなのか？という事を問い返したのである。 なぜなら、これは今まで恩恵を受けた特待生は、有名中学や優れた指導者を擁する少年野球からスカウトを経てやってきた者がほとんどだからである。
つまり、支払能力は多分にあり、恩恵を受けずとも支払い能力のある家族がほとんどだ・・という事である。
そして、逆にまじめに支払っている一般生徒こそが、この“特段援助しなくてやっていける”特待生の費用の面倒をみている・・という事実があるからである。 また、この一般学生の中に、“援助を受けなければ学業の継続ができない”という事実に直面した生徒が多数ある・・という事も挙げられる。 それに加えて何の裏付けもなく、多額の施しを受ける事が倫理上許されるのか・・という事もある。 このような考えがあったので、この者の論旨に対して逐一反論した。
まずは、 「いきなり梯子を外された生徒のことを考えているのかといいたい。」に対して、私は「そうですか？ 普通に試験を受けて、普通に学費を払い、普通に野球をやっている大多数の野球人からしたら許せざる事ではないですか？
もっと、厳罰に処して然るべき・・だと思いますが・・。」と述べたのである。
そもそも、「野球が上手く見込みがあり、大会に出るなどしたらウチにも広告になるメリットがあるから、学費タダで面倒見てあげよう・・」との誘いに乗っかって、学費・部活動費の免除という名目で他の生徒の拠出した金を使う・・という不正を犯し、リスクも覚悟せず甘い汁だけ吸って・・、そしてバレたら「能力がある者が教育の継続を受けられず可哀そう・・」ってのは、どう考えてもおかしいのではないか？と・・。
それに対して、「特待制度そのものをあなたは罪悪と思っているのか？ 家庭の事情で高校に行けない生徒が、優秀な選手として授業料免除してもらえることにより進学でき、将来の活躍を期待されるかも知れないのを否定されるのか？
“許せざる事ではない”と言いますが何十年も前からその学校がそういう制度を採ってそれで入学してなぜ悪いのか？
他のスポーツでも行われているのになぜ野球だけがいけないのか？ これからは優秀な選手でも家庭の事情で野球強豪校に入部できなくなる生徒も多数出るかもしれない。 普通に試験を受けて、普通に学費を払い、普通に野球をやっている大多数の野球人はそれだけまだ家族に生活に余裕があるのでは？」というトンチンカンな答えが帰ってきたのである。
そして、ある一部の事柄である“樹”だけしか見えていない・・と的確に示す例えも添えてきたのである。
それは、『現にＴＶで、母親に「僕学校を辞めてもいいよ」と言ったと言うのを聞いたがあなたはこれをどう受け止めますか？という事である。 まぁ、『呆れ果てた・・』というのが正直な気持ちだが、自分自身のしょうもない性格故に、これを逐一切り返す。「だったら、なぜ特待制度が問題として挙げられるまでコソコソ隠すのか？ それは、今まで続けられた事ではあるが“不公正で悪き行いだ・・”と認識しているからではないのか？」と。 「それでバレて“問題アリ”と叩かれたなら、今まで慣習としてやってきた事だから・・と開き直る事が正しい事なのか・・」と。 そして、「普通に学費を払い、普通に野球をやっている大多数の野球人はそれだけまだ家族に生活に余裕があるのでは？」に対しては、「もう少し、キチンと事実を把握してください・・」と付け加えた。だが、反論として最も重要なのは、「特待制度そのものをあなたは罪悪と思っているのか？」という事に対してである。
もちろん、何の裏づけもなく多額の利益供与を受ける事は問題に決まっているのである。
この者は「バレたというのは悪いことを承知していたと言う前提になるが果たして誰がそういう認識をもっていただろうか？」と言っているが、それに対しては「“悪い”という認識を持たねば、何をしても許されるのか？」と問い返したい。
もしそうなら、法も秩序も必要ないのである。
例えば極端な例かもしれないが、“麻薬を打つのは犯罪と知らず”麻薬を打っての錯乱から人を殺め、“知らなかった”で済むのだろうか？って事である。 この特待生の件も同じで、多額の利益供与による不正・不公正は収受する者に認識を伴わなくとも賄賂性を伴う犯罪なのである。そして、「家庭の事情で高校に行けない生徒が、優秀な選手として授業料免除してもらえる事により進学でき、将来の活躍を期待されるかも知れないのを否定されるのか？ 現にＴＶで、母親に「僕学校を辞めてもいいよ」と言ったと言うのを聞いたがあなたはこれをどう受け止めますか？」と下らぬ同情論を持ち出してきたので、更に呆れ果てる。 家庭の事情を持ち出すなら、まじめに支払っている全ての生徒の大部分も、『家庭の事情』を持っているという事を考慮して然るべきなのである。そして、能力が認められなければ援助を受ける事ができないどころか、一般生徒の家庭が投げなしで出した費用が他人の立身出世の為に使われる事は問題でないのか？という事を強く主張したいのである。
もし、進学したければ、何かしらの賦役を伴って自らの力で挙がるべきなのである。
決して“能力があるから・・”といって、他人の金銭を蝕んでのし上がっていい訳はないのである。
金が無いなら無いなりに工夫すればいいのであって、その為に出世払いの『育英奨学金』やら『分割払い』などの方策もあるのである。
ＴＶの事についても、ＴＶが視聴率を挙げる為だけに人の気を引きそうな面だけをクローズアップして取り上げたものを真正面から受け止めるとは・・、ちょっと嘆かわしくもなる。 これに対しては、「当たり前でしょ？ 不正たる金で学校通っていたのがバレて困るのは自業自得で、やめたくなけりゃ金払えって事です。 金払わんで踏ん反り返る奴がどうかしてる・・。 かかる費用に対して金を払わんかったら、それこそ“踏み倒し”ですな・・。」
「それなら、逆に問い返します。 家族に“学費払えないから学校辞めて働くよ・・”という一般生徒が、この何百倍と存在する事に対して貴方はどう思われますか？ むしろ、こっちは可哀相だと思うし何とかしてやりたい・・と私は思いますが、貴方は正反対なのですね（笑）。」と返してやった。
「授業料が払えなく、持てる能力を発揮できぬ特待生の家庭がある事をご存知か？」というが、それを言うなら「普通の一般生徒は、能力がないので資金援助せずともいい・・、逆に能力のある者の為に高利貸しに金を借りてでも金を払え・・」とでもいうのか？
もちろん、一般の生徒の中にも、『授業料が払えない家庭』があるはずなのである。 これらを目にすると、正に直面した問題の表面だけ受け止めて話をしているに過ぎないな・・と呆れ果てる。 前にも述べたように、返還義務があり不正のない融資の『育英奨学金』やら、相談の上での分割払いなど様々な方法があるのである。
そして、私がこの『特待生の問題』を「不正著しく、賄賂性を伴う犯罪である・・」と正した事に対して、「はたして特待制度そのものは法律に違反と決められているだろうか？ あくまでも高校野球憲章の事であり法律に記載されていないものを贈賄罪とはどういう認識か？」と反論を寄せてきたのである。
だが、「裏づけのない利益供与」は犯罪として問われてもおかしくないし、この『特待生問題』は明らかにこの要件を満たすのである。 例を出せば、財界で何ら裏付けのない利益供与が、犯罪として立件されている事実も然り・・であろう。
そして重要なのは、『法として定められなければ、何をしてもいいのか？』って事である。
この世の中、法で示されずともやってはならぬ事はゴマンと存在する・・という事である。 法律で不公正や不正をいちいち事例を挙げていては、そもそもが成り立たなくなるのは自明の理であろう。
また、問題として挙がっている事に対して「なにをかいわんや そんなことを規定しているスポーツが他にありますか？」とも言ってきたので、「だから、こんな問題が起こったんでしょ？ こちらこそ、「なにをかいわんや」ですわ（爆）。」と返す。
この問題を放置して捨て置くならば今まで通りでよく、問う必要もないのである。 だが、著しい不正として『ＮＧ』を突きつけられた訳である。 そうなったなら、何かしら必罰を伴って変えていく必要が生じるのである。
そして、私が最も腹立だしかったのはこの文句である。 「その学校の裁量で決めることであり他の部署がとやかく言う筋合いではない」という事である。 不正として取り上げたからには、他部署であろうが言う権利は生じるのである。
これを否定すれば、自らの考えに合致しない主張は全て黙殺される事になるのである。
この事に対しては、「貴方の言い方だと、税金の使い道は役所の裁量で決める事だから他の部署がとやかく言う筋合いはない・・といっているのと同じですよ。 貴方・・、（過去に）役所や地域の裁量にやたら口を突っ込んでたじゃないですか・・。 言っている事が矛盾してますよ（爆）。」と皮肉交じりに返してやった。 この男は自らの住む地域の公共工事云々の件に関して、自分と違う意見を述べた人間を同じような文句で否定していた・・という事もあるし。
この男は「いずれにしろ６０年も前に決めた高校野球憲章そのもの自体を見直す必要があり、それが正規に決定されるまでは即処分と言うのは性急し過ぎである。 生徒だけでなく野球部長自体晴天の霹靂であろう。」と他人の投げ無し金を自らの立身出世の為に使ったけしからぬ連中を擁護していたが、私にしてみればコイツらは言うまでもなく不誠実な犯罪者と捉えている。
そして、60年にも渡ってこのような不正が公然と通っていたのは怒りさえ湧いてくる。
「性急は良くない・・」というが、このままウヤムヤとなり騒ぎが立ち消えて同じ事を繰り返すなら、性急であろうが“決まり事”をキチンと定めて遵守させる事が必要があるのだ。 いい例としてサッカーの我名覇選手の栄養剤の静脈注射が挙げられるだろう。 「知らなかった・・、他のチームでもやっている・・、チームドクターのした事に従っただけだ・・」としてもドーピングと認定され、至急に取り決めがなされて厳罰（6試合の出場停止とクラブに1000万の罰金）が科せられたのである。
これで、もう二度とこのような行いはなくなるであろう。
だが、この男の主張の中にあった「過去に皆がやっている」、「知らなければ罪はない」、「法律で決まっていない」、「他部署の者が口出しするな」ってのは、私が最も忌み嫌う『犬連れ登山』をする人間のクズの常套文句と同じなのである。
こんな事を恥も外聞もなく書くこの男に対しては、“救いようがないな・・”とかなりに呆れ果てるのである。
しかし、この4つの主張の全ては矛盾以外になく、屁理屈としてしか存在し得ない言葉で、書くだけ自分の愚かさを指し示しているようなものであろう。
例えば「過去に皆がやっている」と言えども、何の裏づけもないのに入学金・授業料・寮費・部活動における費用など、3年間で1000万を越える利益供与を無償で受けるのは、犯罪として問われてもおかしくないのである。
そして、「その一人1000万を越える金は誰が払うのか？」という事。
それはもちろん、“試合はおろかベンチさえ入れない一般入学の生徒の家族”なのである。
まじめにキチンと払っている生徒の家族がバカを見る・・。 こんなバカな話があってはならないのである。
それを、「特待を打ち切られ、やめさせられたら可哀相・・」とは、“樹を見て森を見ず”もいい所なのである。
この男の始めの文に記してあった早稲田の生徒が西武球団から受けた利益供与と、特待生の利益供与・・、どちらも同じく“裏づけのない不正な利益供与”なのである。 むしろ、企業として選手獲得の為にした西武の方がマシなのである。
なぜなら学校とは教育をする所で、そこは平等にチャンスを与え同じく義務を課し、そして不正は正す・・という事を教え込む所だからである。 そのような場所で、このような不正がはびこる事自体がおかしいのである。
「知らなければ罪はない」、「法律で決まっていない」というが、世の中“法で定められてなくても”やってはならぬ事がゴマンとあるし、先程に麻薬の例を出したが如く、“知らなくても罪は罪”なのである。 また、「他部署の者が口出しするな」は、論者として最も言ってはならぬ異論の封殺である。 これを言った時点で、この者に正義は無くなるのである。
相手の意見を否定するなら、キチンと根拠をもって切り返せばいいのだ。
始めはキチンと反論をしていたので、こちらも根拠を持って相手の意見を切り返してきた。
だが、この4つの主張は根拠とは到底採用されぬお粗末な言葉で、この言葉を目にした途端にこの男の能力を見限ってしまったのである。 しかし、世の中は、本当に正しい事はなかなか採用されない。 哀しいかな・・、先日のＴＶで、「高野連が特待生の親の訴えでその継続を認める事に変更へ・・」とあった。
これではキチンと払っている一般生徒の家庭がバカを見るのである。 そして、この投げ無しの金が特待生とその学校法人のしたい放題に使われるのである。 こういう事をしていては、いつまでたっても腐った内部は変わらない。
それに、今までタダでし放題しておいて、いざ不正を叩かれると「金が払えない・・」とは詭弁もいい所で、金が払えないのなら有無を言わさず放逐すべきなのである。
そして、特待生の親が声を上げる「払えない」という訴えの裏には、本音として「今ままで通り払いたくない」という考えを抱いているのである。 まずば、そのウソに対しキツく糾弾すべきだろう。 支払いに関しては、出世払いや分割など色々な方法があるのだ。
生活が一杯一杯の一般の生徒の家庭は、現にこのようにして払っているはずなのである。
現に、自分もアルバイトして学費を払った経験がある。 まぁ、途中でやめたけどね・・大学。
まぁ、こんな事言っても考え方が違うのだから、理解できる・・とは思えないのだが・・。 こんな“樹を見て森を見ない”が如く視野の狭い輩に言ってもシンドイだけなので、『特待制度を廃止して、全ての生徒が公正・公平に支援を成しえる方策』を考えてみた。
まぁ、ここまでしたのだから、これよりは特待制度による不正な利益供与は犯罪（贈収賄罪）として立件すべきだし、これを犯した学校法人は、3年間全ての活動において対外活動の禁止の罰則を科すべきだろう。 これは、私が2時間ほどで考えついた事なので“突っ込み所”もあるか・・とは思うが、少なくとも「今までやってたんだからいいじゃない・・」という意見よりは1億倍良い案だと思いますね（笑）。 この文に関連して、「『特待生制度』という不正の実情」というのも記述しましたので、興味のある方はクリック（笑）。
- まず、特待生は有無を言わさず今までにかかった費用を全額支払わさせる。 もちろん、分割や出世払い等の特約は認めて然るべきだが・・。 要は、皆と同じく学費を全て納める事を確約させる訳である。
それで、無罪放免。 試合に出させてやってもいいだろう。- 学校に対しては特待生一人につき300万の制裁課徴金を取り、それを元に『野球奨学制度基金』を創設する。
まぁ、7000人はいるとの事だから、210億は溜まりますね。 もし、金がもっと溜まったらスポーツ全体の『スポーツ奨学制度基金』に格上げしても、全ての生徒に対しての『奨学金制度基金』としてもいいだろう。- それを元に、キチンとその学校の入学試験を受けて合格した生徒に限り（裏口はダメよ）、請求による審査（金銭的に窮乏している事実の確認）の上認められれば、誰でも原則半分の融資が受けられる（特に厳しい家庭は90％までＯＫ）って事で・・。 もちろん、無利子で出世払いで、返済可能な金額の返済を設定する事で返済を義務づけさせる。
- あと、基金の枯渇を防止する為、全ての学校法人に対し年間10万円の供出を義務つけさせる。
こうする事で、貧困の問題を抱える全ての生徒に、希望する学校でのスポーツ活動や教育を受けさせる事が可能になるのでは？と思うのだが・・。 そして、「入学試験の突破を条件にする」という事で不正はなくなり、また奨学金も不正な利益供与ではなく無利息融資と出世払いの無理ないプランでの返済ということで、何ら後ろめたい事もなくなる訳である。
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